tenki.jp

検索

メニュー

    現在地

    着雪するLED信号機に、ハスの葉の撥水構造を応用 !! 高校生がヨーグルトのフタで着想。

    2016年06月18日

    サイエンス

    着雪するLED信号機に、ハスの葉の撥水構造を応用 !! 高校生がヨーグルトのフタで着想。

    ハスの葉の上をスルリとすべる水滴。この撥水構造がヨーグルトのフタに応用されていたとは。

    ちょっと前までは、ヨーグルトのフタの裏側にはヨーグルトがべったりとくっついていて、それをスプーンでこそげ落としたり、洗い落としたりするのがけっこうな手間でした。でも、このごろのヨーグルトには、あまりくっついていないような…。これは、最近のフタには、ハスの葉が水をはじく撥水構造が利用されているからなのです。
    青森に住むある高校生は冬になるといつも、LED信号機に雪が付着するのを見て、見づらくて危ないなあと思っていました。そんなとき、毎日食べるヨーグルトのフタにヨーグルトがくっついていないことを思い出し、ふと、この構造をLED信号機に応用すれば、信号機に雪がつかなくなるかも、と思いつきました。そして、この発想は京都大学の目にとまり、実用化に向けて共同開発されることになったのです。
    6月からハスが見ごろを迎えています。ハスの葉が水をはじく構造がヨーグルトのフタへ、さらにそれがLED信号機へ応用されるなんて!! また、このような生物の特異な構造が模倣されているのは、ハスの葉だけではないようです。

    ポイント解説へ

    関連リンク

    柴山ロミオ

    紙工作作家/アロマコーディネーター/キラキラネーム収集家

    柴山ロミオ

    このライターの記事一覧
    ライター一覧
    雨雲レーダーで雨を回避!
    tenki.jp公式 天気予報アプリ
    tenki.jp公式SNS