チューブ入りわさびなどに使われる山わさび(西洋わさび)は、主に中国産が使われていますが、北海道で生産されている山わさびは、地元では生食用にそのままで売られていたり、さまざまなものに加工されたりしています。
生の山わさびをすりおろして薬味として使う場合は、ローストビーフをはじめ、ステーキなどの肉料理に添えたり、お茶漬けにほんの少しのせたりします。北海道ではイカ刺しは生姜醤油で食べますが、生姜のかわりに山わさび醤油で食べてもおいしいです。
よく見かける加工品に、山わさびの醤油漬けがあります。これは、細かく刻んだ山わさびを醤油などに漬けこんだもので、瓶詰めで売られています。ご飯のお供だけでなく、豆腐にのせたり、炒め物のアクセントとして使ってもおいしいですよ。ほかにも、山わさびのドレッシングなども定番です。また、最近は大手のメーカーからも北海道限定で、山わさび味のスナック菓子が続々登場。北海道旅行のお土産として、山わさびの加工品やスナック菓子も喜ばれています。
参考
旬の食材百科:
ホースラディッシュ(レフォール/西洋わさび)金印株式会社:
「西洋わさびについて」S&B:
おろし生わさびNPO法人 オホーツク21世紀を創る会:
山わさび 北海道では馴染みの薬味『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』, 高橋書店, 2011