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吉田復興の願いを書に曲に歌声に 宇和島―愛南、児童ら制作リレー 西日本豪雨1年

願い事ひとつ、ふるさとに虹をかけよう―。昨年7月7日の西日本豪雨は愛媛県宇和島市吉田地域でも大勢の人たちの生活を押し流した。七夕の願い事をするなら、失われたものが戻ってきてほしいと言葉をしたためた市内の被災女性。そのフレーズに感銘を受けメロディーをのせた歌手。隣町を思いコーラスで一緒に歌った愛南町の合唱部児童。色とりどりの思いが地域を超えてつながり、このほどCDになった。  フレーズをつくったのは書道教室「書の美沼」(宇和島市三間町)の松浦美波さん(32)。自身も被災し、空を見上げる余裕もなかったという。でも「雨を降らせたこの吉田の空はきれいだった」と思い返し、昨夏のイベントに訪れた親子連れらに一筆一筆、自らが考えたフレーズを毛筆でなぞってもらい「リレーメッセー字」として吉田の5小学校に贈った。  このフレーズを見て「ふるさとの自然を大切に思う気持ちが伝わってきた」というのは「四国・愛南観光サポーター」でシンガー・ソングライター岩切愛子さん(40)=横浜市。身近な場所で起きた災害に実感を込めて歌えるかもと愛南の子どもたちにボイストレーニング教室を開いて、一緒にCDに収録することにした。  声が掛かった愛南町の平城小学校合唱部。20人超がパートに分かれて練習を重ね、慣れない収録作業に臨んだ。6年の男子児童(11)は「吉田では自分と同じくらいの子どもも亡くなった。簡単に起きないと思っていたことが起きた。どうか復興してほしい」と願いを込めて歌った。  今も学校の廊下に「リレーメッセー字」を張っている吉田小学校。6年生らは特に「ふるさとに虹をかけよう」の言葉が好きだと声をそろえる。児童(11)は「愛南の子たちが吉田のことを思って歌ってくれていると知り、とてもうれしい」とほほ笑んだ。  今年も出水期を迎えた県内で、ふるさとを、まだ見ぬ友を思いできあがった歌が、吉田地域と愛南町にアーチをかける。
愛媛新聞社

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