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    「線状降水帯っていうとギクッとくる」 前年に土砂崩れが起きた地区の住民も不安げ すでに平年1カ月分の8割を超えた地点も

    7月16日も大気の状態が不安定で各地で断続的に雨が降っていて、降り続く雨に不安を感じている人たちもいます。

    地面を打ち付けるような雨。

    街路樹だけでなく街頭も揺れています。

    こちらは昼過ぎの伊豆急下田駅前です。

    16日も各地で断続的に雨が降りました。

    14日午後3時からの降り始めからの雨量は葵区井川で369.5ミリ。

    すでに平年の7月1カ月分の8割を超えています。

    光田有志アナウンサー:
    国道150号線を静岡から清水方面に向かって走っていますが、この数分で雨が強くなってきました。いつもなら右に海が広がっていますが、白くかすんで何も見えません

    取材中にも突然、車のワイパーを動かしても前が見づらくなるような雨も。

    ただ、10分ほどすると雨は弱まりました。

    光田有志アナウンサー:
    こちら静岡市葵区の安倍川です。川の水を見てみるといつもよりも濁っていて、増水しているわけではありませんが流れが速くなっているのがわかります

    16日も局地的に大雨となっている静岡県内。

    気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意・警戒を呼びかけています。

    伊藤渚紗 記者:
    こちらでは土砂崩れを防ぐため、山肌の法面工事が行われています

    市街地から車で20分あまりの葵区内牧。

    この地区で進められていたのは土砂災害を防ぐための山の斜面の整備です。

    住民:
    線状降水帯っていうとギクッとくる。ビックリするというか心配になる

    住民:
    1回ああいうことがあると大雨はなんとなく気にはします

    この場所は2024年8月、台風による大雨で土砂崩れが発生。

    崩れた山の斜面の土砂や木が住宅地に流れ込みました。

    近くの川も土砂で埋まり、浸水被害も相次ぎました。

    当時、土砂崩れで自宅の屋根の一部が破損した藤原斉さん。

    2024年は4日間の避難生活を余儀なくされました。

    被災後、この地区では普段は駐車禁止となっている集会場の前の道路など、約50カ所を車の避難場所に指定。

    いざというときの対策も進み、藤原さん自身も2024年の経験を生かしているといいます。

    藤原斉さん:
    去年準備ができていなくて大変な思いをした。防災グッズなど。そういったものをそろえているのでそれほど気にはしませんが、ただ警戒だけはしている

    17日夕方まで断続的に降るとみられる雨。

    17日朝までの24時間で、多いところでは西部・中部・東部で250ミリ、伊豆で200ミリと予想されています。

    気象台はこれまでの雨で地盤が緩んでいるところもあり、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあると、万が一への備えを呼びかけています。

    「線状降水帯っていうとギクッとくる」 前年に土砂崩れが起きた地区の住民も不安げ すでに平年1カ月分の8割を超えた地点も

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