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岐阜市民の芸術活動支えて40年 「ギャラリー鮎」歴史に幕

 長く岐阜市民に作品発表の場を提供し続けてきた同市金町の「ギャラリー鮎」が、11月19日からの展覧会を最後に閉館する。貸し画廊の先駆けとして約40年間、市民の芸術活動を支えてきた役目を終える。閉館まで三つの展覧会を残すのみで、ギャラリーの常連や関係者からは惜しむ声が上がっている。

 ギャラリーは1981年、文化活動に熱心だった故酒井立子さんと長女の米子さん(83)が開業。ギャラリーの常連で当時を知る洋画家萩野喜弘さん(88)=同市美殿町=によると、文化活動に関心の高い地元の商店主や書家や画家らが集まり、勉強会を開くうち「ここで画廊を開き、文化を発信していくのはどうか」と話が持ち上がった。当時、貸し画廊は市内では珍しく利用依頼が殺到し、1年前に展覧会の予約をしないと使えないほどだった。その後も年間を通して休みなく展覧会が行われてきた。しかし、近年は出展者の高齢化などにより、依頼が減少していた。

 3代目オーナーの玉腰麻裕子さん(44)は叔母の米子さんから2010年に引き継ぎ、展覧会の運営が円滑にいくよう出展者のサポートをしてきた。9年間を振り返り「世代が倍ほど違う方々と関わり、学ぶことばかりだった。作品を通じて会話することも多く、芸術とは何かなど深い話を聞くこともできた。感謝しかない」と話す。

 萩野さんは約30年前から同ギャラリーで個展や二人展、グループ展を開き続けてきた。「平成の30年を過ごし、私にとってここは懐かしい戦場。ここがなくなってしまうのは寂しいが、時代の移り変わりでもあるかな」と話す。

 玉腰さんは「展覧会は残り少ないが、関係者がここでやってよかったと思えるようサポートに徹したい」と話している。

岐阜新聞社

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