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記録的大雨、飛騨川が氾濫 国道41号崩落

 活発な梅雨前線の影響で東海3県では大気が非常に不安定な状態が続き、岐阜県内は7日夜から8日朝にかけて広い範囲で記録的な大雨となった。気象庁は8日朝から昼にかけ、大雨・洪水警戒レベルで最も高い5に当たる大雨特別警報を下呂、高山など6市に発表。死傷者は確認されなかったが、飛騨地域を中心に住宅への浸水が相次いだ。幹線道路の崩落など交通網にも大きな被害が出ており、高山、下呂両市で約900世帯、約2200人が孤立状態となっている。


 県は9日中に孤立が解消する見通しだとしている。


 下呂市萩原町中呂の飛騨川のほか、加茂郡白川町の白川、美濃市立花の長良川など7河川が氾濫した。下呂市小坂町では飛騨川沿いの国道41号が約300メートルにわたって崩落した。下呂市を中心に浸水被害も相次ぎ、県内で床上浸水は31棟、床下浸水は124棟が確認された。加茂郡八百津町や高山市では突風により住宅などが損壊した。
 JR高山線の美濃太田―猪谷、樽見鉄道の神海―樽見などは終日運休した。東海北陸自動車道の荘川―飛騨清見が通行止めとなるなど、雨量規制や災害のため県内各地の道路に影響が出ている。


 県は、大雨特別警報が発表された下呂、高山、中津川、恵那、飛騨、郡上の6市に災害救助法を適用した。避難所の設置や食品の供給などに必要な費用を国や県が負担する。


 岐阜気象台によると、今月3日の降り始めからの雨量は、下呂市萩原で740ミリに達した。9日も再び大雨が予想されるとして、警戒を呼び掛けている。


 8日午後3時現在で、避難勧告は関市など11市町の約9万4千世帯、約23万人に、避難指示は中津川市など5市の約8万2千世帯、約20万人に出た。県によると、計約360人が避難した。

岐阜新聞社

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