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長梅雨や日照不足で野菜高騰 葉物中心に品薄

 記録的な長梅雨がもたらした大雨や日照不足による農作物の生育不良の影響で、一部の野菜の価格が値上がりしている。岐阜県内の農家は出荷量を維持しようと奮闘するが、葉物野菜を中心に減少傾向が続き、今月中も高値で推移する見通し。小売店では単価を安くしようと売り方に知恵を絞っている。


 「日光がないとトマトは大きく育たないし味も乗らない。普段なら毎日どっさりと出荷する時期なのに、今年は少ない」。郡上市明宝寒水のトマト栽培農家は、天候を記した手帳に目を通し力なく語った。近接する同市八幡の7月の日照時間は過去2番目の短さで、寒水地区も数日しか太陽が出なかった。


 日照不足の影響で大きさや形がそろわず、中には養分のバランスが崩れたため下部が黒く変色し、出荷できないものも。梅雨明け以降は生育が徐々に改善し、「実がなっている期間が長い分、味は普段よりいい」と話すが、7月中は果実を付ける花自体が少なく、現在は着果作業に追われる。「収量を取り戻すにはここ2週間が勝負。収穫はまだ先で、回復するのは9月中旬以降になる」と話す。


 岐阜市中央卸売市場に入る青果物卸売の岐阜中央青果によると、7月の野菜の月間平均単価は例年の2割増しだった。8月に入っても全体の出荷量は例年の8~9割にとどまり、卸値は10~15%増で推移する。県産だとホウレンソウやコマツナ、トマト、ダイコン、枝豆などが減っており、同社幹部は「今月いっぱいは高値の状況が続きそう。農家では秋野菜の定植が進んでいないといい、影響は長引く」と気をもむ。


 野菜の高値が続く中、県内のスーパーでは、少しでも単価を下げようと売り方を工夫する。


 岐阜、愛知両県でスーパーを展開するスーパー三心(本部・岐阜市)では、レタスやキャベツなどの葉物野菜に加え、本来なら相場の変動が少ないはずのタマネギやジャガイモの価格も例年の約2倍に。ジャガイモは例年、北海道産の仕入れが本格化するお盆までは地元産が多く並ぶが、今年は既に品切れの状態。商品部の西村英三郎次長は「生育不良で商品がスムーズに入ってこない」と明かす。


 レタスやキャベツは2分の1や4分の1にカットし、ジャガイモはひと袋当たりの個数を減らすなどで単価を抑え、消費者の手が届きやすいようにしている。西村次長は「今月後半には例年並みの相場に落ち着くといいが、今後は台風や高温による影響が心配」と話している。


岐阜新聞社

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