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〈詳報〉出水ツルの25季連続「万羽超え」 過密状態に懸念の声も

 出水平野で越冬するツルの羽数調査が27日、渡来地一帯のラムサール条約登録後初めてあり、観測史上3位となる1万6840羽を記録した。1万羽超は25季連続。関係者は多数の飛来に喜ぶ半面、過密状態を懸念した。

 内訳はナベヅル1万5511羽、マナヅル1314羽、クロヅル8羽、カナダヅル4羽、ソデグロヅル1羽、ナベクロヅル2羽。

 早朝、ねぐらから飛び立つツルの羽数を地元中学生や県ツル保護会の約100人が数えた。高尾野中3年の黒神恋さんは「25季連続で1万羽を超えてうれしい。今後も責任を持って計測したい」と声を弾ませた。

 出水には世界にいるナベヅルの9割、マナヅルの5割が渡来。感染症のまん延による絶滅の危機も懸念されている。椎木伸一市長は「環境省と協力し、地元の農業被害軽減や国内分散化を進めたい」と話した。

 市は調査後、6部あるラムサール条約登録証を高尾野中と鶴荘学園に1部ずつ贈った。次回調査は12月4日。


荒崎休遊地付近を舞うツルの群れ=27日午後4時40分ごろ、出水市高尾野町江内




餌を求めて集まるツルの群れ=27日午前10時25分、出水市荘



南日本新聞 373news.com

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