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渡米し農業で身を立てた96歳と101歳夫婦、故郷指宿の発展願い100万円寄付

 指宿市出身で米国在住の永嶺晟(あきら)さん(96)、秀子さん(101)夫婦が「指宿発展のために使って」と市に100万円を寄付した。6日、表敬訪問した市役所で「若い人が希望を持って頑張れるように」と願いを語った。

 永嶺さんは20歳で中国に出征し、1953(昭和28)年に帰国。56年に渡米して、カリフォルニア州ワトソンビルの農園で働き、農業で身を立てた。弟2人も米国に住む。秀子さんは米国生まれの指宿育ち。妹が晟さんの弟と結婚した縁で渡米し、現地で結ばれた。

 永嶺夫婦の帰国は、鹿児島市であった「鹿児島県人世界大会」に最高齢で参加して以来4年ぶり。次女で内科医のジャネット・マユミさん(60)と約2週間滞在し、墓参りや親戚と旧交を温めた。

 永嶺さんは「人並みに暮らせるようになるまで随分時間がかかった。天気予報で日本地図を見るたび指宿を思った。古里ほど良い場所はない。指宿の若者は頑張ってほしい」と語った。

 切り花の栽培を終了した永嶺さんの農園では、ジャネットさんが水菜や春菊など日本の野菜を有機栽培している。ジャネットさんは「日本食の人気は高く、農園のルーツである指宿に興味を持つ人もいる。交流につながれば」と話した。


指宿市に寄付金を贈った永嶺晟さん(中央)、秀子さん(右)夫婦=指宿市役所




「人並みに暮らせるようになるまで随分時間がかかった」。米国での苦労を語る永嶺晟さん(中央)と妻秀子さん(左)




指宿市役所を訪れた永嶺晟さん(右から3人目)、秀子さん(同2人目)夫婦と親族ら=6日、指宿市役所



南日本新聞 373news.com

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