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今ハ平素トハ違ヒマス…意外? 戦時下の80年前、警察が出した通知書は丁寧だった 枕崎の民家で見つかる

 今ハ大東亜戦争下デ平素トハ違ヒマス-。太平洋戦争下にあった80年前の夏、鹿児島県の南薩地方を襲った台風の被害について、地元の警察が情報の取り扱いについて注意を促す通知書が見つかった。1942(昭和17)年8月に配られたとみられ、前線の将兵らに被害状況を知らせないよう呼びかけている。

 「急告」と題した枕崎警察署の通知書は縦約15センチ、横約20センチの1枚紙。枕崎市中町の宮内悦雄さん(84)宅で見つかった。枕崎市史によると、同年8月27日に台風が襲来、当時の町役場調査によると死者2人、重傷39人、全壊住家182戸などの被害が出た。その直後に配られたと推測される。

 「被害ノ有様ヲ出稼者ヤ第一線将兵へ写真ヤ手紙デ知ラセタイノハ人情」だが、「今ハ大東亜戦争下デ平素トハ違ヒマス」と指摘。「無用ノ」心配をかけないよう、将兵らへの通知は「遠慮シマセウ」と諭す。

 その理由として、出稼ぎ者を通じて敵国スパイに被害情報が漏れ「空襲デモ受ケル様ナコトガアツテハ由々シキ問題」と警告。「我等ハ銃後ノ防諜戦士デス」「堅忍持久ノ精神ヲ以テ災難ヲ克服」と鼓舞している。

 最近、自宅を整理中に見つけた宮内さん。「兵士たちの士気を下げないよう情報統制したのだろう。まだ戦況が厳しくなる前だったからか、命令調ではなく優しく呼びかけているのが意外だった」と話した。


宮内悦雄さん宅から見つかった1942(昭和17)年8月の枕崎警察署の通知




「優しく呼びかけているのが意外だった」。戦時下の枕崎警察署による通知書の印象を語る宮内悦雄さん



南日本新聞 373news.com

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