警報級の大雨とは?警報との違いと取るべき行動
なんとなく、結構降るのかな?と思いつつ、「結局どのくらい降る?」「本当の警報とは違う?」と疑問に感じたことはありませんか。
この記事では、「警報級」とは何を意味するのか、どのようなときに使われる言葉なのか、この言葉を聞いたとき、どんな行動をとればよいのかについて、わかりやすく解説します。
「警報級の大雨」とは
「警報級の大雨」とは、実際に警報が発表された状態ではなく、今後、警報が発表されるレベルの大雨となる可能性があることを伝える表現です。
また、「警報級」という言葉は、大雨だけでなく、風や雪などさまざまな気象現象に使われることもあります。
「警報級」の可能性を伝える早期注意情報
「警報級の○○」が伝わる流れのイメージ
ニュースなどで使われる「警報級」という表現は、この早期注意情報などがもとに伝えられます。
「早期注意情報(警報級の可能性)」では、5日先までの天気の見通しの中で、警報が発表されるレベルの気象現象が起こる可能性がある場合に、あらかじめ注意を呼びかけます。大雨だけでなく、土砂災害、雪、風、波、潮位を対象に、その可能性を「高」と「中」の2段階で発表します。
「それなら、早い段階から警報として発表すればいいのでは?」と思うかもしれませんが、警報は、重大な災害につながる現象が発生すると予想されるおよそ3~6時間前に発表します。
「早期注意情報」はそれよりも前の段階から「今後、警報級になるかもしれない」という見通しを示すものです。情報を早いうちから段階的に伝えることで、時間に余裕を持った避難への意識や心構えを高め、避難準備を始められることは、防災上大きな意味があるのです。
「警報級の大雨」ってどのくらい?
まず、大雨警報の基準は、全国一律ではなく地域によって異なります。
そして、単純に「雨が何mm降ったら」というような基準でもありません。
大雨警報の発表基準は、2008年5月までは1時間、3時間、24時間といった「降水量」が用いられていました。
地域によって数値は異なりますが、例えば、1時間に50mm以上の雨が降れば警報、というようにです。つまりその時代なら、「あす夜、1時間で50mm以上降りそうかも…」となれば「警報級の大雨」と言えたわけです。
ですが、現在の大雨警報は、単純な降水量ではなく、雨によって災害が発生する危険度を示す指数(表面雨量指数・流域雨量指数など)をもとにしています。
各地の警報基準 | 気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/index.html
重要なのは、「何mm降るか」ではなく、その雨によって災害が発生するおそれがあるかどうかです。同じ雨の量でも、地形や地質、河川の状況、それまでの雨の降り方などによって、災害の危険度は異なります。そのため「何mm以上の雨で警報級」と一律に判断することはできないということです。
「警報級の大雨」という言葉を見聞きしたらどうするか?
「警報級の大雨」と見聞きしたときは、「早期注意情報(警報級の可能性)」や「台風情報」、天気に関するニュース・解説などの各種気象情報や防災情報を確認しはじめるきっかけにしましょう。
なお、「早期注意情報(警報級の可能性)」で大雨などの警報級の可能性が「高」または「中」が発表されている場合は、警戒レベルでいうと「レベル1(心構えを高める)」に相当します。これは直ちに避難が必要な段階ではありませんが、「今後の気象の変化に注意し、備えを意識し始める」タイミングにあたります。まずは最新の気象情報や防災情報を確認し、いつも以上に災害への心構えをしておきましょう。
特に、明後日までに「早期注意情報(警報級の可能性)」が「高」と発表されている場合は、すでに大雨警報などが発表されているか、発表される可能性が高まっています。その場合は、警報・注意報の発表状況などを確認するようにし、発表されている情報に応じて行動しましょう。

