お家でTravel!あの国の、あの料理。作って食べて、雰囲気も味わってみよう《その3》
今回はインドネシア、『ミゴレン』に挑戦です。それでは出発〜!
到着地:インドネシア
7世紀後半以降、各地域に王国が興り、世界の情勢に呑まれながらも、1945年に独立を宣言。以降、大統領制、共和制の体制が続いています。
首都はジャワ島ジャカルタで、行政や経済、交通網の中心となっています。他にもジャワ島には、インドネシアの古都で芸術が盛んな観光都市のジョグジャカルタや、ユネスコの世界文化遺産にもなっているボロブドゥール寺院遺跡群という仏教寺院の遺跡があります。また、日本からの旅行先ということでいえば、やはりバリ島ははずせないでしょう。バリヒンドゥー教という独自に発達をした習慣や文化は、島内の至る所で見かけたり、感じたりすることも多く、色濃く思い出に残るのではないでしょうか。
バリ島内は、空港があって高級リゾートホテルが多いデンパサール周辺や、田園風景とともにリラックスできるウブド、雑多な雰囲気で様々な楽しみ方ができるクタなどがあります。
コモドドラゴンの生息地であるコモド島にはコモド国立公園があります。スマトラ島にあるトバ湖周辺は伝統が色濃く残り、ゆったりとした時間を求める旅行者に人気です。スラウェシ島マナドはダイビングのメッカのひとつでもあります。
ちょっと覗いてみよう
日本人にとっては馴染みのある「いただきます」や「ごちそうさま」にあたる言葉はインドネシア語にはありません。代わりに「召し上がれ」という言葉は、"Selamat makan"(スラマッ マカン)と言います。
また、インドネシア語には繰り返しの言葉も多くあります。「心」を表すhatiを重ねて、"Hati Hati"(ハティハティ)で「気をつけて」であったり、「道」を表すjalanを重ねて、”Jalan Jalan”(ジャランジャラン)で「散歩」と言ったり。「ありがとう」を"Terima kasih "(トゥリマ カシ)と言いますが、それに対して返す「どういたしまして」は、「同じ」を表すsamaを重ねて、”Sama Sama"(サマサマ)と返します。他にも”Lumba Lumba"(ルンバルンバ)で「イルカ」など。なんとも可愛らしい言葉のように思いませんか?
作ってみよう!即席麺じゃない、ローカルの味「ミゴレン」
海に囲まれたインドネシアは魚介類も多く食べられます。材料に加えてみても
焼きそば用麺(蒸しタイプ) 2人前
ほうれん草 1/2束
トマト 1個
えび(小) 6〜8尾
ケチャップマニス*1 大さじ3弱
ヘーゼルナッツパウダー*2 大さじ1/2
にんにく 1片
赤唐辛子(生)*3 2個
塩 小さじ1
フライドオニオン 大さじ1
塩・胡椒 適量
サラダ油 大さじ2
*1 ケチャップマニス インドネシアの甘いソースです。輸入食材を取り扱うお店などで手に入りますが、ない場合は以下で代用もできます。
おろしにんにく 小さじ2、パームシュガー 150g、醤油 150ml、塩 小さじ1、を小鍋に入れ、弱火にかけて、アクを取りながら、3/4カップ程度まで煮詰めます。
*2 ヘーゼルナッツパウダーがない場合にはアーモンドパウダーでも可能です。
*3 生のものがない場合には、乾燥でも。辛さはお好みで調整してください。
<作り方>
1. にんにくはすりおろします。赤唐辛子は叩いて細かく潰しておきます。トマトは3cm程度の角切りに、ほうれん草は7cm程度の長さに切っておきます。
2. えびは、殻と尾、背ワタを取り除いて、塩(適量)と片栗粉を水で軽く溶いたもので揉み込んで、よく洗っておきます。
3. 分量外の熱湯で、麺をさっと湯通しします。よく湯を切ったら、ケチャップマニスを加えて和えておきます。
4. フライパンに油を引き、ヘーゼルナッツパウダー、にんにく、赤唐辛子、塩(小さじ1)、フライドオニオンを入れて、香りが立つまで炒めます。
5. トマトとほうれん草を加えて、ほうれん草がしんなりしはじめる前に麺を加えて混ぜ炒めます。
6. 塩・胡椒で味を整えたら出来上がりです♪Selamat makan!
お好みで、具材をアレンジしたり、目玉焼きやフライドオニオンをさらにトッピングするのもおすすめです