一枚の桜が世代を超えて語り継がれる
2012年03月29日
前回は、プロジェクトが企画されるに至った経緯「桜が描かれた百円玉で、東北に満開の桜を。」をお話しました。今回は、当日の会場の様子と今後のtenki.jpとの関わり方についてご紹介します。
日本気象協会では、開花予想(3月28日発表)で、3月31日を東京都心の桜の開花予想日とし、満開は4月7日と予想しています。
今年の東京の桜の開花時期に合わせて、JR有楽町駅前広場で百円硬貨の募金活動を行います。募金はすべて、桜の植樹活動支援にあてられます。
こちらが実際の募金箱のイメージです。百円玉を投入するところは3箇所となっています。
お濠をボートで散歩することもできて、連日多くの方でにぎわうお花見スポットです。年に一度の「春を報(しら)せる桜の時期」に、ぜひみなさんもおでかけください。そして、帰りには有楽町駅前広場へお立ち寄りいただければと思います。
さくらと春の花々で飾られた有楽町駅前広場のイベント会場では、31日と1日、7日と8日の土日に、フルートコンサートやスプリングライブを開催します。
その他、日本気象協会は、仙台在住の写真家、大沼英樹さんの想いに共感し、本プロジェクトの一環として、大沼英樹写真展「それでも咲いていた 千年桜」を開催します。
日本気象協会tenki.jpでは、あさってから有楽町駅前広場で行われるイベントの様子をはじめ、募金後の桜の苗木植樹活動支援について随時みなさんに記事を通してご報告する予定です。
【今後の流れ】
1. 募金の様子をはじめ、集まった金額をご報告
2. 5月頃、贈呈先に赴いて桜の苗木(目録)を寄贈します。
(桜の植樹最適時期が冬で、すぐには植樹できないためです。)
3. 11月ごろに植樹を行います。(予定)
4.桜の成長を随時ご報告
と考えております。
そして、将来的には、日本気象協会が植えた桜の開花日を予想できるようになるまで育って欲しいと願っています。
私たち一人ひとりができることは本当に小さいかもしれません。
でも多くの力が合わされば何かできるかもしれない。
みなさんの植えた桜がいつか美しい桜の花を咲かせられますように。
私たちは長い時間をかけて、支援し続けましょう。
~春を報(しら)せる百円桜プロジェクト~
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