【2016年お天気総決算】今年の天気を表す漢字
気象予報士が選んだ漢字 1位は「台」
一般の方の結果を見てみると、2014年から3年連続となる「雨」が選ばれました。2014年、2015年は豪雨被害が主な理由で選ばれていたことに対し、今年は台風による豪雨被害はもちろんですが、「雨の日が多かった」という意見が多く目立つ傾向にありました。
気象予報士、一般の方の選んだ漢字トップ3
Q.2016年の天気を漢字1文字で表すと何だと思いますか?
1位 台
「台風の発生が遅かったにも関わらず上陸数が多く、発生数も例年並となり、台風に振り回されたから」
「台風第1号が観測史上2番目に遅く発生、第10号が史上初めて東北地方太平洋側に上陸など、台風に関する話題が多かったから。」
2位 雨
「台風の連続した上陸による豪雨災害が多かったから。」
3位 異、震
「短期間で北海道に台風が複数上陸するなど、異例尽くしのため。」
「熊本地震、鳥取地震と大きな地震が多かったため。」
一般の方 トップ3
1位 雨
「長雨続きで人的被害だけでなく、野菜や果物などにも影響が出ているから。」
「雨の日が多かった気がするから。」
2位 変
「変な台風の進路や激しい寒暖差など、変な気候が印象的だったから。」
3位 晴
「晴れて暑い日が長かったから。」
「梅雨も短く日差しが強かったから。」
気象予報士への調査では、台風の「台」が他とは大きく差をつけて1位に選ばれました。更に、2位「雨」、3位「異」についても、台風を理由に選んでいる方が多く、2016年は台風の影響が調査結果に強く反映されていました。
2016年の台風第1号は、統計開始以来2番目に遅い発生となり、上半期における記録的な台風の少なさは気象予報士からも注目を集めました。その一方で、8月以降は平年を上回るハイペースで台風が発生し、予報現場からも「台風に翻弄された1年だった」という意見が多くありました。
また、相次ぐ北海道への台風上陸や、台風第10号が日本の南海上を南西に進んだ後、Uターンをして北進する“迷走”をしたことについても、気象のプロからみても「異例すぎる」といった意見が出るほど、2016年は台風に関する話題が非常に多い年となりました。
一般の方の結果を見てみると、2014年から3年連続となる「雨」が1位に選ばれました。各地に豪雨被害をもたらした台風や、今秋は全国的に曇りや雨の日が多く、長雨の影響で野菜や作物も不作となり価格が高騰したため、日々の食卓にも影響が及ぶ「雨」だったからだと考えられます。
一般の方では2014年から3年連続で「雨」
直近4年間の今年の天気を表す漢字
毎年恒例になっている「今年の天気を表す漢字」、2016年も気象神社(氷川神社境内)にお願いし、色紙にしたためていただきました。気象神社は、気象予報士試験の合格祈願や、結婚式などの特別な日の晴天を祈願しに訪れる方が多い、日本で唯一の「気象」の神社です。
ご協力 :氷川神社(気象神社)
気象予報士向け調査概要
【調査対象】 日本気象協会所属の気象予報士100名
【調査方法】 インターネット調査
【調査期間】 2016年11月11日(金)~11月21日(月)
一般の方向け調査概要【調査対象】 全国の10代-50代 男女 合計500名
【調査方法】 インターネット調査(調査会社の登録モニター活用)
【調査期間】 2016年11月11日(金)~11月17日(木)
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