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23日(火)の関東 天気の急変と熱中症に注意 東京都心は3日ぶりの真夏日に

2022年08月23日07:40

日本気象協会 本社青山 亜紀子

きょう23日の関東は、日差しがあっても急な雨に注意。東京都心は、3日ぶりに最高気温30℃以上の真夏日予想。熱中症対策を。

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日差しがあっても 急な雨に注意

きょう23日の関東地方は、湿った空気の影響で、雲が広がりやすいでしょう。平野部も含めて、あちらこちらで雨が降りそうです。ただ、晴れる時間もあって、変わりやすい天気になるでしょう。

午後ほど、山沿いを中心に雨雲や雷雲が発達しやすくなり、北部では激しい雨の降る所がありそうです。落雷や突風が吹くおそれもあるため、空模様の変化にご注意ください。

東京など 熱中症「危険」レベル

最高気温は32℃くらいの所が多く、きのう22日と同じか高い見込みです。東京都心は3日ぶりの真夏日になるでしょう。最小湿度(一日の中で最も低い湿度)は60%台の所が多く、かなり蒸し暑く感じられそうです。

熱中症情報では「厳重警戒」の所が多く、東京と横浜で一番上のランク「危険」となっています。喉が渇く前に水分をとり、冷房を使うなど、熱中症対策をしてお過ごしください。

あると便利 熱中症対策グッズ

暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

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青山 亜紀子

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