18日は秋雨前線南下で北陸は大雨のおそれ 20日も広く雨 厳しい残暑は落ち着く
明日18日(木)にかけて秋雨前線に伴う活発な雨雲が南下する 大雨に注意・警戒
新潟県村上市高根では、今日17日(水)午前10時58分までの1時間に42ミリの激しい雨を観測しました。石川県や富山県、新潟県では明日18日にかけて、雷を伴って1時間に30ミリから40ミリの激しい雨の降る所があるでしょう。
今日17日(水)18時から明日18日(木)18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
新潟県と石川県 120ミリ
富山県 100ミリ
福井県 80ミリ
北陸地方では明日18日(木)夜のはじめ頃にかけて、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水に注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意が必要です。
20日(土)も雨脚が強まるおそれ 23日(火・秋分の日)は秋晴れで行楽日和
20日(土)は日本海に低気圧が発生し、北陸地方を通過する見込みです。北陸地方は午後を中心に各地で雨が降り、低気圧の通過時は一時雨脚の強まる所があるでしょう。雨の降り方にご注意ください。
21日(日)から24日(水)にかけては移動性の高気圧が日本付近を通過する見込みです。
このため、大きな天気の崩れはなく、23日(火)秋分の日を中心に安定した秋晴れが期待できるでしょう。
昼間は25℃以上の夏日となり汗ばむ陽気ですが、比較的乾いた空気に包まれてカラッとした暑さになりそうです。朝晩は沿岸部も含めて20℃を下回る所が多く、ひんやりするでしょう。
来週前半は昼間と朝晩の気温差が10℃前後と大きくなりますので、体調管理にお気をつけください。
2週間天気後半(25日~30日) 秋雨前線の影響を受けやすく、すっきりしない天気が多い
今日17日(水)15時現在、日本の南海上には熱帯低気圧が2つ発生しており、このあと南海上で台風に発達する見込みです。
今のところ本州へ近づく可能性は低いですが、台風が離れていても秋雨前線を刺激して雨の量が多くなるおそれもあります。秋雨シーズンですので、常に最新の天気予報を確認し、大雨への備えをするようにしてください。
また、来週後半は再び湿度が高めで蒸し暑い日が多くなります。昼間はこまめな水分補給を心がけるなど、引き続き熱中症に注意してください。
激しい雨とは
激しい雨は、1時間雨量が30ミリ以上~50ミリ未満の雨を表しています。これは、バケツをひっくり返したように降るイメージです。また、傘をさしていてもぬれるレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では道路が川のようになり、高速道路を走る車は、タイヤと路面の間に水の膜ができて、ブレーキがきかなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こるおそれがあります。
激しい雨が降ると予想される所では(激しい雨が降った所では)、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。