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10月に入っても昼間は暑い 九州から関東は30℃くらいの日も 2週間天気

2025年09月27日06:58

日本気象協会 本社青山 亜紀子

10月上旬にかけても天気の移り変わりが早く、たびたび雨。29日(月)は北陸を中心に雨脚が強まりそう。気温は全国的に平年より高い傾向で、九州から関東では30℃くらいまで上がる日も。熱中症にご注意ください。

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秋晴れ続かず 2~3日ごとに雨

明日28日(日)は西日本にのびる前線上に低気圧が発生して、29日(月)にかけて本州付近を通過するでしょう。西から天気が下り坂で、明日28日(日)の夜には近畿や東海でも雨が降り出しそうです。29日(月)は午前を中心に雨の降る所が多く、北陸では日付が替わる頃から雨脚が強まり、警報級の大雨となるおそれがあります。

その後も、前線や低気圧が日本付近をたびたび通過するため、秋晴れは長く続きません。30日(火)も所々で雨が降り、10月1日(水)は九州から関東の太平洋側で雨が降りやすいでしょう。4日(日)は西から雨の範囲が広がり、九州や中国地方などで雨の降る時間が長くなりそうです。

最高気温は全国的に平年より高い日が多く、沖縄では連日の30℃超え。九州から関東は30℃くらいまで上がる日もあり、日中は暑さが続くでしょう。一方、朝晩は涼しく感じられ、特に晴れた日は昼間との気温差が10℃以上になることも珍しくありません。出かける時間帯に合わせて、服装でうまく調節してください。

関東から西 日中は暑さが続く

10月5日(日)から6日(月)にかけては、北日本を中心に雨や風が強まるおそれがあります。7日(火)以降は晴れ間の出る日が多く、にわか雨は局地的となるでしょう。九州から東海では、8日(水)にかけてスッキリと晴れそうです。

最低気温、最高気温ともに平年より高い日が多いでしょう。関東から西では、昼間は半袖がまだまだ活躍しそうです。一雨ごとに気温は少しずつ下がってきますが、季節の進みはゆっくりでしょう。

昨日9月26日(金)、気象庁から「東・西日本と沖縄・奄美の長期間の高温に関する全般気象情報」が発表されました。沖縄と奄美、九州から関東甲信では、今後もさらに一か月程度は気温の高い状態が続く見込みです。一日の中でも気温が上がる昼前後を中心に、熱中症のリスクが高まります。こまめに水分や休憩をとるなど、熱中症対策を心がけてください。

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日本気象協会 本社気象予報士 防災士 熱中症予防指導員

青山 亜紀子

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