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2週間天気 次の週末は雨が降る可能性 寒さは一時的 初冬の寒さが続くのはまだ先

2022年11月15日11:48

日本気象協会 本社白石 圭子

次の週末は広く雨が降る可能性があります。11月の終わりにかけて、初冬らしい寒さになることがあるでしょう。ただ、寒さは続くことはなく、高温傾向です。

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16日~22日 週末は広く雨が降る可能性 雨のあと寒くなるのか?

あす16日から17日にかけて、寒気の流れ込みが続く見込みです。
日本海から寒気に伴う雨雲が、北海道や東北、北陸付近に流れ込み、北海道では、平地でも雪になることがあるでしょう。北陸付近では雨雲は雷雲まで発達することもある見込みです。

寒気が東へと抜けると、大陸から東シナ海に前線が延びるでしょう。早ければ17日の夜には、九州南部に雨雲がかかる見込みです。その後、低気圧が本州付近を東進し、雨雲は次第に東へ広がるでしょう。20日には九州から東北付近に、雨雲がかかる見込みです。ただ、雨の降り始めや、雨雲の範囲の予想には、まだ大きな幅があります。

さらに低気圧の進路にも予想に幅があり、低気圧が南岸を進むと、関東など冷たい雨になります。低気圧が本州付近や日本海を進むと、雨でも気温はこの時期としては高めという可能性もあります。最新の気象情報をご確認ください。

週末の雨のあと、北日本を中心に寒気が流れ込むでしょう。北海道では、平地でも雪になることもある見込みです。
この寒気の強さも、まだ定まっておらず、初冬らしく、強い寒気が、九州など西回りで流れ込む可能性もあります。広く急に寒くなることもあるかもしれません。暖房器具の点検などしておくとよいでしょう。

23日~28日 顕著な寒気流入の兆しみられず 広く雨が降ることも

例年では、この時期、大陸から高気圧が張り出し、強い寒気が流れ込むようになります。
ところが、23日から28日、大陸の高気圧の張り出しは弱いでしょう。この期間に強い寒気が流れ込む兆しは、顕著にみられません。暖かい空気に覆われやすく、この時期としては、広く気温は高めでしょう。
この期間、気圧の谷の影響を受けやすく、広く雨が降ることがある見込みです。太平洋側を中心に、この時期としては降水量が多くなる可能性もあります。

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白石 圭子

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