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今日3日の朝は山形県と新潟県で線状降水帯の恐れ 土砂災害や川の氾濫に厳重警戒

2025年09月03日06:04

日本気象協会 本社木村 雅洋

今日3日は東北や北陸で記録的な大雨となっている所があります。大雨のピークは朝の内で山形県や新潟県では線状降水帯が発生する可能性があり、更に雨量が増えるため、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。川の氾濫や土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

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今日3日朝は秋田県~新潟県で滝のような雨

今日3日は活発な秋雨前線の影響で、東北や北陸で発達した雨雲がかかり、記録的な大雨となっている所があります。

今朝の1時間雨量は、山形県鶴岡市櫛引で58.5ミリ(9月の観測史上1位)、新潟県村上市三面で57.5ミリ、秋田県鹿角市八幡平で56.5ミリ(9月の観測史上1位)などとなっています。

秋田県では昨日2日からの大雨で、氾濫の危険性が高まっている川があります。現在雨が強まっている山形県や新潟県も短時間で被害が出る恐れがあります。

※1時間雨量は午前5時までの最大値

山形県と新潟県は線状降水帯発生の恐れ 大雨のピークは朝の内

東北や北陸の大雨は朝の内がピークとなりそうです。特に山形県と新潟県は線状降水帯が発生して大雨災害リスクが急激に高まる恐れがあります。

24時間予想雨量(明日4日午前6時まで・多い所)
東北:120ミリ
北陸:100ミリ
線状降水帯が発生した場合、更に雨量が増える恐れがあります。また、引き続き局地的には1時間に50ミリ以上の滝のような雨が降るでしょう。

日中は大雨のピークは越えてきますが、しばらく油断はできません。川の増水や氾濫、土砂災害などは大雨のピークの後に発生することもあります。川や斜面などからは離れて、少しでも危険を感じたらためらわずに避難してください。

外が危険な場合は「垂直避難」を

線状降水帯などによる大雨で、大雨災害の危険度が高まったとき、土砂災害や浸水から避難するには、ポイントが2つあります。

1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。

2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まって浸水が発生している時など、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。

万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

木村 雅洋

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