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明日5日は西日本で猛烈な暑さ 6日以降は東海や関東も猛暑に 熱中症に注意

2025年09月04日16:39

日本気象協会 本社木村 雅洋

今日4日は東京都心など太平洋側では気温が昨日3日より大幅ダウン。全国で猛暑日となったのは、わずか1地点でした(午後4時まで)。明日5日は西日本で猛暑が戻り、6日以降は東海や関東でも猛烈な暑さになる日があるでしょう。再び万全な暑さ対策が必要になりそうです。

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今日4日は東京都心などで気温大幅ダウン

今日4日は台風や湿った空気に伴い、太平洋側を中心に曇りや雨の所が多く、日中の気温が昨日3日より大幅に下がった所もありました。日本海側は晴れた所が多いものの、猛烈な暑さの所はほとんどありませんでした。

今日4日の日中(午前9時~午後4時)の最高気温は、東京都心で前日より9℃低い28.3℃。6日ぶりに猛暑日から解放され、24日ぶりに真夏日からも解放されました。また、仙台市も24.5℃と前日より9℃下がり、54日ぶりに夏日から解放。日本海側は暑くなったものの、猛暑日となったのは鳥取県境港市(35.2℃)の1地点のみでした。

明日5日は西日本で猛暑復活 6日以降は東海や関東も猛烈な暑さに

明日5日は西日本で早くも猛暑が戻り、予想最高気温は高知市36℃、広島市35℃などとなっています。

更に6日(土)からは東海や関東なども再び猛烈な暑さとなる日があるでしょう。名古屋市では6日(土)から9日(火)まで連日35℃以上で、猛暑が長引く見込みです。東京都心も8日(月)は34℃と猛暑日に迫る暑さとなるでしょう。

9月最初の土日の行楽や、8日(月)以降の通勤通学などは、万全な暑さ対策が欠かせません。

夜間も熱中症の予防を

夜から朝にかけても、気温があまり下がらないと、室内で熱中症が発生するリスクが高まります。夜間の熱中症を防ぐポイントは、次の2つです。

①寝る前に水分補給をしましょう。
熱中症予防には、水分補給が重要です。寝ている間にも汗をかくので、体の中の水分が失われてしまいます。寝る前には、コップ1杯程度の水を飲みましょう。睡眠中にトイレに行きたくないからといって、水分を控えるのは危険ですし、トイレに起きた時は、水分補給のタイミングです。起きた時にすぐ飲めるよう、枕元に常温の水を置くのがおススメです。

②エアコンを上手に使いましょう。
熱中症予防には、暑さを避けることも重要です。寝室は、寝る前からエアコンを使って、涼しくしておきましょう。また、エアコンが数時間後にオフになるようタイマーをかけると、タイマーが切れた時に部屋の中の温度が、とても高くなってしまうこともあります。タイマーをかける場合は、少なくともエアコンを3~4時間は使うよう設定し、できれば朝までつけっぱなしにしましょう。エアコンは、オンとオフを繰り返すと、そのたびに電力を消費するので、つけっぱなしにした方が経済的です。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

木村 雅洋

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