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近畿 土砂災害などに厳重警戒!

2018年07月05日10:35

日本気象協会 関西支社下福 美香

きのう4日夜からけさにかけて、大阪府北部~京都府南部、滋賀県を中心に断続的に激しい雨が降り、土砂災害の危険が高まっています。きょう5日夜から6日の朝にかけては日本海にのびる前線の活動が活発になり、近畿地方を南下するため、広い範囲で激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。

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すでに大雨のところも

近畿地方では、きょう5日の0時から10時までの降水量が、すでに大阪で73.5ミリ、京都で90ミリ、滋賀県米原市で150ミリに達しています。きょう5日は大気の非常に不安定な状態が続き、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るでしょう。きょう5日夜から6日の朝にかけては、日本海に延びる前線が近畿地方を南下するため、広い範囲で激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。すでに地盤が緩んでいたり、川の水かさが増したりしている所があります。土砂災害に厳重に警戒するとともに、河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に警戒をしてください。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

週末にかけて記録的な雨の恐れ

この先、梅雨前線が西日本付近に停滞する見込みです。近畿地方では、日曜日にかけて断続的に強い雨が降り、大雨が長く続く恐れがあります。記録的な雨になる恐れもあり、日に日に危険が高まって、土砂災害や河川の氾濫など大きな災害につながることも考えられます。最新の情報に十分注意をして、早めの避難をしてください。

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