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2週間天気 3連休は北ほど荒れた天気 大雪に警戒 被災地では土砂災害、雪崩にも

2022年03月18日12:10

日本気象協会 本社高橋 則雄

この先の2週間は、冬の寒さから次第に春の暖かさが戻るが、この3連休は北海道や東北を中心に雪で荒れた天気。地震の被災地では、復旧作業の手を遅らせることも。北陸も雪か雨が降る。その後は、ひと雨ごとに気温が上向くが、足どりが遅い所も。

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19日から25日 大雪警戒 雨と湿った雪 地震の被災地は土砂災害や雪崩に注意警戒

19日から20日は冬型の気圧配置で、北海道から東北を中心に雪で、風が強く荒れた天気が予想されます。
21日は、冬型の気圧配置が緩み、天気は回復しますが、西から前線がのびてくるでしょう。九州は雨の降りだす所がある見込みです。
22日から23日は、本州の南を低気圧が移動し、九州から天気は回復に向かいますが、東北にかけて雨の所があり、標高が高い所では雪が降るでしょう。
24日は、高気圧の中心が東に離れるため、本州から九州で雲が多く、25日は西から前線が近づいて西から雲が広がるでしょう。
北海道は21日頃から晴れる日が多くなります。
沖縄は晴れる日が多い予想ですが、22日を中心に雨が降るでしょう。
気温は、一時的な寒気の流れ込みで、この時期としては低い所が多く、特に北海道から東北は冬の寒さですが、連休明けからは春の暖かさを少しずつ取り戻すでしょう。

26日から31日 草木を育む春の雨

低気圧や前線の影響で、小刻みな天気変化をする所が多いでしょう。
全国的に雲が広がりやすく、短い周期で雨が降るでしょう。

気温は、日ごとにこの時期としては高めになる所が多く、降る雨は草木を潤し、サクラなどの開花を促す雨になりそうです。

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日本気象協会 本社気象予報士/防災士/熱中症予防指導員/情報処理技術者

高橋 則雄

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