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東海地方 6月上旬・中旬の降水量 この先はしばらく梅雨の晴れ間が続く

2021年06月21日15:25

日本気象協会 中部支社竹下 のぞみ

東海地方では、6月上旬は晴れた日が多く、雨が降っても少ない雨量だったため、降水量の合計は平年を下回りました。6月中旬は梅雨らしい天気が続いたため、降水量の合計は名古屋で93.0ミリに達するなど、平年を大きく上回りました。

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東海地方 6月上旬・中旬の天候

東海地方は、6月上旬は晴れて厳しい暑さが続いたため、日照時間、平均気温共に、平年を上回りました。
6月中旬になると、湿った空気が流れ込みやすくなったこと、また、上空の寒気により大気の不安定な状態が続いたこともあり、雨の日が多くなりました。
特に、19日(土)は名古屋で79.0ミリを観測するなど、各地でまとまった雨となり、その結果、中旬の降水量の合計は平年を大きく上回りました。

東海地方 週間天気

この先、しばらくは梅雨の晴れ間が続くでしょう。ただ、あす22日(火)~25日(金)にかけては、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となるため、山地を中心に雨や雷雨となる所があるでしょう。予報に傘マークがなくても天気の急変に注意して下さい。
次に広い範囲で雨となるのは、27日(日)頃となりそうです。

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日本気象協会 中部支社気象予報士/宅地建物取引士/競売不動産取扱主任者

竹下 のぞみ

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