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東海地方 秋晴れの日が多いが 来週後半は台風16号の動きに注意

2021年09月24日15:38

日本気象協会 中部支社竹下 のぞみ

東海地方は、この先、秋晴れの日が多いでしょう。
ただ、台風16号の動きには注意が必要で、来週後半、東海地方の天気に影響する可能性があります。こまめに最新の台風情報を確認し、台風への備えや対策を早めに行いましょう。

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今週末の天気 秋晴れの所も変わりやすい天気に注意

今週末は、本州付近は北から高気圧に覆われますが、東寄りの湿った空気や寒気を伴った気圧の谷の影響を受けるでしょう。

東海地方では、あす25日は広く秋晴れとなるでしょう。26日(日)は、秋晴れの範囲は狭まり、雲が広がりやすくなる見込みです。
なお、土日共に、所々で雨や雷雨となり、変わりやすい天気となるため、予報に傘マークがなくても、外出の際には傘があると安心です。

最高気温は、あす25日は30度近くまで上がり、残暑が厳しいでしょう。26日(日)は、25度前後となり、暑さは和らぎそうです。

台風16号の今後の動きに注意

台風16号は、きょう24日12時現在、マリアナ諸島にあって西北西へ進んでいます。

この後も、日本の南海上を発達しながら北上し、26日(日)9時には「非常に強い」勢力となる見込みです。「非常に強い」とは、中心付近の最大風速が44m/s以上54m/s未満であることを表しています。

その後も、非常に強い勢力を保ったまま、日本の南へ進む予想で、30日(木)~10月1日(金)頃の東海地方の天気に影響する可能性があります。
今後の台風情報をこまめにチェックするようにして下さい。

台風への備えや対策はお早めに

台風16号は、予報円がまだ大きく、台風の進路がはっきりと定まっていませんが、台風シーズンですので、日頃から十分な対策を行って、台風の接近に備えるようにしましょう。

①万が一に備えた非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。
②懐中電灯などの電池が切れていないか確認しておきましょう。
③万が一の断水に備えて、飲料水やトイレなどの生活用水の確保をしておきましょう。
④生活用水の確保は、浴槽に水を張っておくとよいでしょう。

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日本気象協会 中部支社気象予報士/宅地建物取引士/競売不動産取扱主任者

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