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東海地方 台風16号の影響はいつまで? 週末からは厳しい残暑

2021年10月01日15:54

日本気象協会 中部支社竹下 のぞみ

東海地方では、あす2日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意・警戒して下さい。週末からは、しばらく晴れの日が続き、10月としては厳しい残暑となりそうです。

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台風16号の影響はいつまで?

大型で強い台風16号は、きょう1日15時現在、千葉県の南南東の海上にあって、北東へ進んでいます。今夜には関東の東海上に進み、あす2日の朝には、日本の東海上へ遠ざかる見込みです。

きょう1日15時現在、静岡県では、まだ雨の降っている所がありますが、この後、台風が離れていくため、あと数時間もすれば全域で止むでしょう。

台風は離れていきますが、強風や高波にはまだまだ注意・警戒が必要です。

きょう1日の最大瞬間風速(15時まで)は、
静岡県の稲取(東伊豆町)で、31.0メートル、
静岡県の石廊崎(南伊豆町)で、24.4メートル、
静岡県松崎町で、21.9メートル
を観測しています。また、愛知県名古屋市でも、きょう1日13時半頃、最大瞬間風速14.1メートルを観測するなど、各地で風が強まっています。

風速20メートル以上の「非常に強い風」になると、何かにつかまっていないと立っていられない、飛来物によって負傷するおそれがあります。また、風速30メートル以上の「猛烈な風」となれば、屋外の行動は極めて危険です。

東海地方では、あす2日にかけて、海上を中心に強風やうねりを伴った高波に注意・警戒して下さい。

週末からは気温が高め 厳しい残暑

週末から来週の中頃にかけては、しばらく安定した秋晴れの日が続くでしょう。

ただ、上空の高気圧の勢力がこの時期としては強まるため、気温は高い状態が続きそうです。特に、あす2日は、30度以上の真夏日となる所が多く、厳しい残暑となるでしょう。最高気温は、6日(水)頃まで、平年よりも高い状態が続く見込みです。

暑さがぶり返すため、涼しい服装を心掛けたり、こまめに水分補給をするなどして、熱中症対策を万全にしてお過ごし下さい。

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日本気象協会 中部支社気象予報士/宅地建物取引士/競売不動産取扱主任者

竹下 のぞみ

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