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9月下旬でも厳しい残暑 26日(金)は名古屋で35℃予想 東海の2週間天気

2025年09月22日12:15

日本気象協会 中部支社竹下 のぞみ

東海地方は、9月下旬になっても気温の高い状態が続くでしょう。30℃以上の真夏日や35℃以上の猛暑日に迫る日もありそうです。油断せず、熱中症対策を続けてください。また、台風シーズンが続くため、最新の台風情報には引き続き注意が必要です。

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今日22日の天気 名古屋で約3か月ぶりに20℃を下回る

東海地方の平野部でも、段々と秋の気配が感じられるようになってきました。今朝の最低気温(今日22日午前9時まで)は、名古屋で19.6℃、岐阜で17.8℃、津で20.1℃、静岡で21.3℃でした。名古屋や岐阜では6月13日以来、約3か月ぶりに20℃を下回りました。

夜にかけても、移動性高気圧に覆われるため、大体晴れるでしょう。東寄りの湿った風が吹きつける三重県南部など一部で、にわか雨の可能性はありますが、広い範囲での大雨の心配はなさそうです。
最高気温は30℃前後の所が多く、9月下旬としては気温が高めです。油断せず、熱中症対策を続けてください。

しばらく大きな天気の崩れはなさそう

明日23日(火・祝)も、東海地方は高気圧圏内が続く見込みです。やや雲が多いものの、日中を中心に各地で晴れるでしょう。大きな天気の崩れはない見込みです。
24日(水)も、高気圧の中心は北海道のはるか東へ移りますが、本州付近に勢力を残すため、大体晴れそうです。
25日(木)は、高気圧に替わって、前線が本州付近を通過する見込みです。朝から雲の多い天気となるでしょう。ただ、東海付近は、雨雲がばらけて通過するため、夕方から夜に所々で雨が降る程度となりそうです。
26日(金)から27日(土)は、再び移動性高気圧に覆われるため、大体晴れるでしょう。暖かな空気が入っている所に、日差しも加わわるため、この時期としては気温が上がりそうです。名古屋は26日(金)に、35℃以上の猛暑日が予想されます。最も遅い猛暑日の観測になるかもしれません(9月20日が最も遅い猛暑日記録)。
天気の移り変わりは早く、28日(日)から29日(月)は、高気圧は東へ遠ざかり、前線や低気圧が本州付近を通過する見込みです。雲が広がりやすく、雨の降る時間がありそうです。

最新の台風情報 東海地方への影響は?

フィリピンの東にある台風18号は、猛烈な勢力に発達しています。時速20キロの速さで西へ進んでいて、今後も西寄りへ進むため、東海地方に影響はないでしょう。
一方、日本の南東の海上にある台風19号は、非常に強い勢力に発達しています。時速15キロの速さで北へ進んでいますが、今後は、動きがゆっくりとなるでしょう。その後、日本のはるか東の海上を北上する可能性が高くなってきました。今のところ、東海地方に大きな影響はなさそうです。

9月は台風シーズンです。今後、新たな熱帯擾乱(台風や熱帯低気圧)が発生する可能性があります。大雨の備えは日頃からしておくようにしましょう。

30日(火)~10月5日(日) 10月はじめは天気がぐずつきそう

30日(火)は、再び高気圧に覆われて、日差しが戻るでしょう。10月1日(水)以降は、前線や気圧の谷の影響をたびたび受けて、曇りや雨の日が多くなる見込みです。
日差しが少ないため気温の上昇は抑えられ、30℃以上の真夏日は少なくなりそうです。その日の気温に合った服装選びを心がけましょう。

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日本気象協会 中部支社気象予報士/宅地建物取引士/競売不動産取扱主任者

竹下 のぞみ

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