2025年10月20日15:38
今週は週末にかけてぐっと気温が低くなるでしょう。本格的な「鍋もの」の季節が到来しそうです。鍋もの関連商品の売り上げは「最低気温」に敏感です。その関係性を分かりやすく解説します。
秋は一日の寒暖差や、日ごとの寒暖差が大きくなる時期です。季節が進み気温が低くなると、鍋ものが食べたくなるような日も増えてきますね。
鍋ものなどの温かいメニューの売り上げは、朝晩の冷え込み、つまり最低気温の低下に反応して伸びていきます。
日本気象協会の調査によると、全国の「鍋つゆ」の売り上げは、最低気温15℃を下回る頃から売れ行きがぐっと伸び始め、さらに「最低気温12℃」を下回る頃に、需要のピークに入る傾向があります。10月から11月の売り上げの高さは、真冬の1月から2月とほぼ同じです。これは、まだ寒さになれていないこの時期のほうが、寒さを感じやすいからだと思われます。
最低気温が12℃を下回ると、ダウンコートを着始めるような冷え込みとなります。いよいよ本格的な寒さと乾燥の季節が到来し、体調管理への意識が一段と高まる時期になりますね。
昨日までの週末は、関東から九州では日中は薄着で過ごせる所が多かったですが、今週からは一転し、この秋これまでで一番強い寒気が流れ込み、季節が一気に進むでしょう。
この先の東京都心の予想最低気温を見ると、22日(水)から数日程度予想最低気温が12℃以下が予想されています。まさに、鍋ものが食べたくなるような気温になりそうです。
いよいよ本格的な秋に入ります。10月中旬までは初秋のような暖かさでしたが、この先は一気に晩秋らしい寒さになるため、実際の気温以上に寒く感じるかもしれません。朝と昼の寒暖差も大きいため、体調管理にお気をつけください。