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あす7月1日の関東 通勤・通学の時間帯はザーザー降りの雨 午後は激しい雨も

2021年06月30日16:45

日本気象協会 本社岡本 朋子

あす7月1日(木)は、梅雨前線が本州の南岸まで北上してくる見込み。関東では通勤、通学の時間帯はザーザー降りの雨で、午後は局地的に激しい雨や雷雨。あさって2日(金)にかけては、大雨になる所がある。今後も気象情報に注意が必要。

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あす1日(木) 通勤・通学の時間帯は足元が濡れるほどの雨

7月スタートのあす1日(木)は、梅雨前線が本州の南岸まで北上し、活動が活発になる見込みです。南からは雨雲の元になる暖かく湿った空気が、どんどん流れ込むでしょう。

あす1日(木)の関東は断続的に雨で、通勤、通学の時間帯はザーザー降りの雨が降る所もあるでしょう。昼過ぎからはさらに活発な雨雲がかかって、局地的にカミナリを伴って、バケツをひっくり返したような雨が降るでしょう。道路が川のようになることがありますので、アンダーパスなどの低い土地の浸水にお気をつけください。また、落雷や突風にもご注意ください。さらに、沿岸部を中心に南よりの風が強まって、横殴りの雨になるでしょう。車を運転される方は、いつも以上にスピードを落として、安全運転を心がけてください。

最高気温は、きょう6月30日(水)と同じくらいか低くなる所もあるでしょう。朝からあまり上がらず、雨、風ともに強まるため、少しヒンヤリと感じられるかもしれません。服装でうまく調整なさってください。

あさって2日(金)以降の天気

あさって2日(金)は、梅雨前線が本州付近に停滞し、活動の活発な状態が続くでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が次々に流れ込んで、雨雲が発達しやすいでしょう。あさって2日(金)も関東では雨が降ったりやんだりで、雨の降り方が強まる所もありそうです。雨の降る量がさらに増える所がありますので、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

3日(土)以降も梅雨前線が本州付近に停滞しやすく、関東では梅雨空が続きそうです。
梅雨の時期は、洗濯物が外になかなか干せず、乾くまで時間がかかります。そうなると、わずかな雑菌が繁殖して、イやな臭いがでてくることがあります。この臭いを防ぐためには、「素早く乾かすこと」がポイントです。洗濯物の間隔を開けること。エアコンや扇風機、換気扇などを使って、風をあてたり、空気の入れ替えをする。薄手の物はアイロンを使って乾かす。また、浴室乾燥機がある場合は活用してみる、などです。

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