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関東 今夜からあす明け方は雨や雪 平地でも積雪の可能性 路面凍結に注意

2022年01月25日16:19

日本気象協会 本社岡本 朋子

関東地方では、25日夜からあす26日明け方にかけて雨や雪の降る所があるでしょう。雨や雪が沿岸部が中心ですが、平地でも積雪になる所がありそうです。あす26日朝の通勤、通学の時間帯は路面の凍結に注意が必要です。

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今夜からあす明け方 沿岸部を中心に雨や雪 平地でも積雪の可能性

きょう25日(火)の夜までに東海道沖に低気圧が発生し、あす26日(水)朝にかけて関東の南を通過する見込みです。

今夜遅くには関東南部から雨が降り出し、標高の高い所を中心に雪に変わるでしょう。
あす26日(水)の明け方にかけては雨や雪が降り、平地でも積雪になる所がありそうです。

きょう25日(火)午後6時からあす26日(水)午後6時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
北部で3センチ
南部の山地で2センチ
南部の平地で1センチ
路面の凍結にご注意ください。

また、予想より降水量が多く、気温が低くなった場合には、降雪量が増えるおそれがあります。
最新の気象情報をこまめにチェックなさってください。

あす朝の通勤、通学の際は 路面の凍結に注意

雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
① 橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
② トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
③ 交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
④ 日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。

あさって27日(木)以降の天気

27日(木)から30日(日)は冬型の気圧配置で、関東の平野部では大体晴れるでしょう。
最高気温は10度まで届かない日が多く、日中も真冬らしい寒さが続きそうです。
厚手のコートやマフラーなど、万全の寒さ対策が欠かせません。

次の天気の変わり目は31日(月)です。
本州の南を低気圧が通過する予想で、関東でも雪や雨の降る可能性があります。

まだ予報には大きな幅があり、低気圧のコースや発達度合い、進む速度、気温の低下などによっては、降水のタイミングや降水量、雨か雪などが変わる可能性があります。
今後も最新の気象情報をこまめにチェックなさってください。

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