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全国 あすは春の嵐 東海では大雨の所も 関東は帰宅時間帯に雨・風強まる

2023年04月06日15:44

日本気象協会 本社岡本 朋子

あす7日(金)は、本州付近を前線が通過するため、全国的に風が強く、太平洋側を中心に春の嵐になりそうです。また、広い範囲で雨が降り、東海では大雨になる所があるでしょう。関東甲信も帰宅時間帯は雨、風ともに強まって、横なぐりの雨になる所もありそうです。

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あす7日(金) 春の嵐 横なぐりの雨に注意

あす7日(金)にかけて、本州付近を前線が通過する見込みです。太平洋側を中心に南よりの風が強く、春の嵐になりそうです。

きょう6日(木)の午後3時現在、九州や四国で活発な雨雲のかかっている所があります。活発な雨雲は、あす7日(金)にかけて東へ移動するでしょう。
あすの通勤、通学の時間帯は、近畿で局地的に激しい雨や雷雨になって、風の強い状態が続きそうです。お昼頃からは東海に活発な雨雲がかかり、帰宅時間帯は関東でも雨脚の強まる所がありそうです。沿岸部を中心に風が強く吹いて、横なぐりの雨になる所があるでしょう。

活発な雨雲が次々と流れ込みやすい東海では、大雨になる所がありそうです。土砂災害や川の増水などに注意や警戒をしてください。雨雲が予想よりも発達し、停滞した場合は警報級の大雨になるおそれがあります。最新の気象情報にご注意ください。

最新の気象情報をチェック

最新の「気象情報」を入手するには、テレビやラジオなどの方法もありますが、インターネットで確認する場合、おすすめのチェックポイントが3つあります。

雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。

雨に加えて強い風 運転注意

新年度がスタートして、不慣れな通学路を通い始める児童生徒や、運転免許を取得したばかりの新社会人の交通事故が心配されます。
さらに、あす7日(金)は雨が降って、路面が滑りやすくなることに加えて、風が強くて、ハンドルを取られる危険性もあります。

特に風が強い場所は、「橋の上」や「海岸沿い」で、まわりに遮るものがないので横風が強まります。また、「トンネルの出入り口」では、トンネル内は横風の影響はほとんどありませんが、トンネルを出ると急に横風を受ける可能性があります。

強い風の中では運転を控えるか、しっかりハンドルを握って運転してください。万が一、横風を受けた場合でも、慌ててハンドルを切らないようにしましょう。
また、車間距離の十分にとって、いつもよりスピードを落とすなど、安全運転を心がけてください。

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