2026年02月05日15:17
冬季スポーツ大会の舞台となるイタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォ。ミラノとコルティナは、同じイタリア国内でも冬の天候は全く異なります。ミラノは東京や名古屋、大阪に近い都市型気候、コルティナは日本の山岳豪雪地帯に近く、冬季スポーツに最適な舞台です。日本の都市との比較をもとに今後の天気を解説します。
冬季スポーツ大会の舞台となるイタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォ。主に、ミラノでは氷上競技、コルティナ・ダンペッツォでは雪上競技やそり競技が行われます。
そんな、ミラノは、イタリア北部ロンバルディア州に位置する大都市で、標高は約120メートルと低く、平地に広がる都市型の地域です。冬の気候は湿潤で、曇りや霧の日が多く、積雪はそれほど多くありません。冷たい空気に包まれつつも、極端な寒さにはならず、東京や名古屋、大阪の冬に近い気候といえます。
一方で、コルティナ・ダンペッツォは、ヴェネト州北部、ドロミーティ山塊の中にある標高1,200メートル以上の山岳都市です。気候は典型的な山岳性気候で、冬は厳しい寒さと豊富な積雪に見舞われます。自然豊かなスキーリゾート地として、日本の長野県白馬村や新潟県湯沢町によく似た環境といえます。美しい山並みと良質な雪に恵まれ、ウィンタースポーツ愛好家から人気を集めています。
なお、前回、開催されたトリノは、ピエモンテ州に位置し、フランス国境にも近い内陸都市です。標高は約240メートルと比較的低めで、市街地は雪が少なく、冬でも穏やかな日が多いのが特徴です。ただし、市街地から少し離れるとアルプス山脈の裾野に入り、多くのスキーリゾートが点在しています。気候の面では、札幌の市街地とその周囲に広がる雪山地帯のようなイメージです。
ミラノのここ6日間の気温は名古屋や大阪と比較的似たような傾向にあります。最高気温は7℃前後、最低気温は0℃前後の冷え込みとなっています。ただ、大きく違うのが湿度です。日本の太平洋側が記録的渇水になっており、空気がカラカラに乾燥している一方で、ミラノでは湿度が80%と空気が潤っています。
ミラノのこの先1週間も雨の降る日が多く、雨具の出番が多くなる見込みです。最高気温は10℃前後、最低気温は3℃前後の日が多く、冬の寒さが続きそうです。
一方、コルティナ・ダンペッツォの冬の天候は、日本の長野県白馬村や新潟県湯沢町のような豪雪地帯に似ており、冬季スポーツ開催に適した環境です。
この先1週間は、豪雪地帯らしく雪の降る日が多い見通しです。最高気温は0℃前後、最低気温はマイナス10℃くらいまで下がる日もあり、厳しい冷え込みとなりそうです。急な気温の上昇などはなく、雪どけの心配は少ない見込みです。