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あす(水)明け方まで東北北部中心に落雷や突風に注意 6月スタートは再び夏日の所も

2022年05月31日16:31

日本気象協会 東北支社早坂 拓哉

寒気を伴った低気圧の影響で、あす(水)明け方にかけては東北北部を中心に大気の不安定な状態が続くでしょう。落雷や突風、急な強い雨などに注意して下さい。その後、あす(水)の日中は天気が回復し、再び夏日となる所もあるでしょう。

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あす(水)の明け方まで大気の状態不安定 落雷や突風などに注意!

きょう(火)は低気圧や湿った空気の影響で東北地方の広い範囲で雨が降りました。
このあと、あす明け方にかけては日本海から近づく低気圧や上空の寒気の影響で、東北北部を中心に活発な雨雲や雷雲がかかる恐れがあります。
1枚目の画像は東北地方のあす(水)午前0時の発雷確率(雷が発生しやすい確率)を示しています。特に青森県や秋田県で発雷確率50%以上を示す黄色の部分が表示されています。

外にいる時に「ゴロゴロと雷の音が聞こえたり」「急に冷たい風が吹く」など変化を感じたら、それほど時間が経過しないうちに激しい雨が降ったり、落雷や突風などの可能性があります。近くの頑丈な建物や車の中などすぐに安全な場所へ避難するようにして下さい。そして、スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待つようにしましょう。

6月スタートは南部や太平洋側沿岸で気温上昇 きょう(火)との気温差10℃以上

6月スタートとなる、あす(水)は天気が回復へと向かい、日中は日差しの届く所が多くなるでしょう。また、南部や太平洋側沿岸部を中心に気温が上がる予想です。
仙台市や山形市、福島市では25℃以上の夏日となるでしょう。きょう(火)は昼間も20℃に届かず肌寒い一日でしたが、あす(水)は一転して汗ばむ陽気となりそうです。きょうとの気温差が10℃以上の所もあるでしょう。比較的湿度は低めでカラッとした暑さとなりますが、こまめな水分補給を心掛けるなどして、熱中症対策はしっかり行うようにして下さい。

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日本気象協会 東北支社気象予報士

早坂 拓哉

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