環境省ではクールビズについて、「各自の判断による快適で働きやすい軽装」と定義しており、特に決まったルールは設けていません。[注1]
ただ、涼しさや快適性を求めるあまり、ラフ過ぎるスタイルにまとめると、周囲から「常識のない人」とみなされてしまうおそれがあります。夏の暑さを逃す涼感や快適性を取り入れつつ、最低限のマナーを守るために知っておきたいポイントを男女別に紹介します。
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環境省:令和4年度 クールビズについて■男性はきちんと感、清潔感をキープする
男性のクールビズはノーネクタイ・ノージャケットが基本ですが、大事な取引やプレゼンなどを控えているときは、やはりスーツを着用するのが基本です。夏場にスーツを着用するときは、リネンやシアサッカーなど通気性に長けた素材のジャケットを選ぶと、暑さを和らげることができます。
中に着るシャツも、リネンやコットンなど通気性・吸水性に長けた素材を選ぶのがおすすめです。
また、スーツやシャツ、ネクタイの色はできるだけ涼しい色(ブルー系やグリーン系など)でまとめると、爽やかな印象になります。
■女性は露出を抑え、上品なイメージを心がける
女性のクールビズで注意したいのは、肌の露出をなるべく抑えることです。暑いからといって、職場で胸元が大きく開いたデザインのブラウスを着たり、丈の短いスカートを履いたりするのはマナー違反となりますので、肌の露出を控えたデザインのスーツを選びましょう。
素材に関しては男性と同じく、通気性の良いリネンなどを中心に選ぶと快適に過ごすことができます。ブラウスを着用する場合はふんわりしたシフォン素材のものを選ぶと、涼やかながら上品な雰囲気を演出できるでしょう。
また、女性の場合はジャケットを七分丈にしてもOK。手首を見せることで、全体のシルエットもスッキリし、夏にぴったりの装いになります。