衣類についた花粉は正しい方法と手順を守れば簡単に落とせますが、服に花粉がつくのを防げるなら、それに越したことはありません。
ここでは、毎日の花粉対策に役立つ服のケア方法や選び方のコツを3つご紹介します。
■1.静電気防止スプレーを吹きかける
お出かけ前に、静電気防止スプレーを衣類に吹きかけておけば、静電気の発生による花粉の付着を軽減することができます。なお、スプレーを使用した直後は衣類がしっとりと濡れてしまい、花粉がくっつきやすくなって逆効果となりますので、スプレーは外出の30分前を目安に使用し、衣類が乾いてから出かけるようにしてください。
■2.洗濯物を干す時間帯と場所を工夫する
花粉の飛散量は時間帯によって異なり、だいたいお昼頃から夕方にかけてピークを迎えます。[注1]
洗濯物を外に干す場合は、花粉の飛散量が多くなる時間帯を避け、比較的飛散量の少ない早朝や夜間に干すようにしましょう。ただ、早朝や夜間の外干しは乾きにくいので、天気や気温によっては、はじめから部屋干しした方が効率的です。
また、晴れて気温が高い日や、空気が乾燥していて風が強い日、雨が降った日の翌日や気温が高い日が数日続いた後は、花粉の飛散量が多くなる傾向にありますので、これらの条件にあてはまる日は洗濯物の外干しは控えた方が無難です。
■3.表面がすべすべした素材の服を選ぶ
花粉の付着率は服の素材によって差があり、一般的にウール製のニットなどは木綿や化繊の衣類よりも花粉が付着しやすい傾向にあります。[注1]
また、同じ繊維でも、凹凸があるデザインの服は花粉の付着率が高くなりやすいので、花粉対策したいときは、表面がすべすべしていて、かつデザインがシンプルな衣類を選ぶのがおすすめです。
[注1]
環境省:花粉症環境保健マニュアル2019[pdf]