花粉は車にも付着する!落とし方のコツや予防策を徹底解説
2021年03月12日
今回は、車に付いた花粉の落とし方や、効果的な予防策について解説します。
花粉は人だけでなく車にも悪影響を及ぼす
車に付着した花粉や花粉シミを除去する方法
■1.水洗いをする
花粉や花粉シミを除去する際は、まずホースなどを使ってボディ全体に水をかけ、大半の花粉を洗い流します。水をかけずに、いきなりタオルや雑巾などで拭き取ってしまうと、花粉によってボディに傷がついてしまうので要注意です。洗車機を使用する場合も、前準備として必ず水洗いを行いましょう。できれば高圧洗浄機を使ったほうが、ボディのくぼみに水が溜まりにくく、よりきれいに花粉を落とすことができます。
■2.たっぷりの泡で洗車する
花粉によるたんぱく質汚れを落とすには、たっぷりの泡で念入りに洗車する必要があります。泡が少ないと、スポンジと花粉の摩擦で車のボディが傷ついてしまうおそれがありますので、カーシャンプーはいつもより少し多めに使用しましょう。車のボディ全体を泡で覆ったら、少しの間そのまま放置し、汚れを浮かせると花粉や花粉シミを落としやすくなります。泡が乾くまで放置しておくのはやり過ぎなので、車の状態はこまめに確認しましょう。
■3.頑固な花粉汚れは温める
ボディにこびりついた花粉シミは、水洗いやカーシャンプーだけではきれいに落ちないことがあります。そんなときは、ドライヤーやお湯、スチーマーなどを使用して、花粉シミの部分を温めましょう。花粉シミの原因となるペクチンは熱に弱いため、温めると花粉シミが落ちやすくなります。ただ、長時間放置した花粉シミはかなりの高熱を加えないと落ちないので、80度以上の熱を加えても効果がなかった場合は、プロの業者に任せた方がよいでしょう。
車への花粉付着を防ぐための対策
■1.車をコーティングする
洗車のあと、車にコーティング剤を塗っておくと、花粉はもちろん、ほこりやゴミ、泥などが付着しにくくなります。ワックスにはツヤ出しのための油分が含まれており、逆に花粉がつきやすくなる可能性がありますので、コーティング剤を使用するのがおすすめです。
■2.ガラスに撥水加工を施す
ワックスやコーティング剤が使えないフロントガラスやリアガラスには、市販の撥水コーティング剤を使用するか、または業者に依頼して撥水加工を施しましょう。撥水仕様にすると、ガラスに付着した花粉と水が混ざりにくくなり、ペクチンによる花粉シミの発生を抑えることができます。
■3.車専用のボディカバーをかける
駐車中の花粉付着を防ぎたいのなら、車専用のボディカバーをかける方法も有効です。毎日マイカー通勤している方は毎日カバーをかけたり外したりするのは大変かもしれませんが「プライベート用で週末しか車は使わない」という方は、平日はボディカバーをかけて花粉の付着を防ぎましょう。
花粉シーズンが近づいたら、愛車の花粉対策を始めよう
花粉の飛散量を調べたいときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の「花粉飛散情報」をチェックしましょう。エリアごとに花粉の飛散量をわかりやすく表示しているので、一目で花粉の飛散状況を確認できます。花粉飛散情報は1週間先まで公開していますので、こまめに情報をチェックし、飛散の時期に合わせて愛車の花粉対策を始めましょう。