6月16日からは七十二候の「梅子黄(うめのみきばむ)」に入ります。梅の実が黄色になる頃。一説には「梅雨」は、梅の実が熟す頃の雨を意味します。7月2日は梅雨明けを控えた「半夏生」。この日は、田植えを終える目安とされていました。折々の季節の節目として重視にされてきた「雑節」には、古の人々の知恵と経験が息づいています。
1か月半ほど続く雨の季節。「入梅」は梅が色付く頃でもあります。梅雨時は、梅仕事も楽しみのひとつですね。梅干はもちろんですが、ジャムやコンポートなど、果物として気軽な梅仕事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
・参考文献
岡田芳朗・松井吉昭著 『年中行事読本』 創元社
・参考サイト
国立天文台「暦Wiki雑節とは?」