また冬将軍の強さや攻め込むルートによっては、日本海側だけではなく、太平洋側でも大雪になることがあります。それは、雪雲をせき止める脊梁山脈の間を通り抜けたり、寒気の吹き出しが強く脊梁山脈を乗り越えたりしてしまうようなときです。
例えば2022年12月下旬には、西から非常に強い寒気が回り込んだため、雪雲が関門海峡の間をぬって四国地方太平洋側まで流れ込みました。高知市で観測史上1位となる積雪14cmを記録するなど、四国の平地でも大雪となりました。
冬将軍がやってくるときの冬型の気圧配置では「太平洋側は晴れる日が多い」ものの、例外もあるため、太平洋側の地域にお住まいの方も油断は禁物です。
大雪が予想された時の備えについて、詳しくはこちらのページをご確認ください。
知る防災「大雪が発生したときは」