気象庁では、暑さに関して、日最高気温を基準とした以下のような定義を設けています。
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猛暑日(もうしょび):最高気温が35℃以上の日
・真夏日(まなつび):最高気温が30℃以上の日
・夏日(なつび):最高気温が25℃以上の日
また、夜間の最低気温が25℃以上のことを「熱帯夜(ねったいや)」と言います。
これらの暑さに関する言葉は、時代に合わせて少しずつ変化をしています。
昔から使われていた「真夏日」と「夏日」と比べると、「猛暑日」が使われるようになったのはまだ最近で、ここ20年ほどのこと。高温への注意・警戒を呼びかけるため、2007年に気象庁が新たに予報用語として定義しました。その年の新語・流行語大賞トップ10にも選ばれています。
さらに近年は、毎年のように全国各地で40℃以上が観測されるようになりました。40℃ともなると、その暑さや危険性は段違いになります。
増加傾向にある猛烈な暑さに対し、より一層の注意喚起を呼びかけるため、日本気象協会では、最高気温が40℃以上の日を
「酷暑日(こくしょび)」として独自に定義しています。