ゴールデンウィークの海外旅行で気をつけること 気候の違いによる体調不良に注意
[PR]2025年04月21日
ゴールデンウィークの海外旅行で気をつけたいことのひとつに、気候の違いによる体調不良があります。今回は、海外旅行で想定される気象リスクについて解説について解説します。
ゴールデンウィークの海外旅行先 どこが多い?
4月も半ばに入ると、楽しみになるのはゴールデンウィークですよね。新年度のスタートを頑張ったご褒美に、この期間に海外旅行へ行く人もいるのではないでしょうか。
ジェイアイ傷害火災保険によると、2024年のゴールデンウィーク期間を対象とした海外旅行保険(t@bihoたびほ)加入者の旅行先ランキングは上の表の通りです。
1位は「韓国」、2位はタイ・シンガポールなど「東南アジア」、3位は「ヨーロッパ・トルコ」となりました。
近場のアジア圏に行く人もいれば、長期休暇を利用してヨーロッパなどの遠い国へ旅行する人もいるようです。
ゴールデンウィークの海外旅行 旅先での気候の違いに注意
2024年のゴールデンウィーク期間における、海外旅行保険(t@bihoたびほ)加入者の旅行先ランキングで1位となった韓国・ソウルの5月(2024年:以下同様)の平均気温は18.3℃で、薄手のカーディガンなどで過ごせる気温です。ただ、ゴールデンウィーク期間中は日本と同じく寒暖差が激しい季節になります。日中と朝晩の気温差も大きく、夜間は冷えることがありそうです。
次に、2位の東南アジアの中でも人気の高いタイ・バンコクの5月の平均気温は30.5℃で、日本の真夏日に相当します。タイの気候は、最も暑い「暑季」、スコールの季節である「雨季」、そして雨の少ない「乾季」にわかれており、ゴールデンウィークである4月下旬から5月は最も暑い「暑季」にあたるため、暑さ対策は必須です。
3位のヨーロッパ・トルコの中でも、多くの人が訪れるイタリア・ローマの5月の平均気温は18.0℃で、日本の5月と大きく変わりません。しかし、朝晩の気温差は10℃を超えることがあり、日中は暖かくても朝晩はひんやりと感じることがあるでしょう。
ゴールデンウィークの海外旅行 体調不良を防ぐためには
ゴールデンウィーク中の海外旅行は全力で楽しみたいものの、海外旅行の道中や旅行先では、慣れない環境のために思わぬことが原因で体調不良に繋がります。特に、日本との気候の違いで、体調を崩してしまうことがあります。
日本と気温が大きく変わらない地域に行く際は、月の平均気温だけでなく、旅行期間の日ごとの最高気温、最低気温で日中と朝晩の気温差を確認して持ち物を用意すると良いでしょう。朝晩の寒さ対策には、羽織るものやストールなどが最適です。調整ができるようにして体調不良を防ぎましょう。
東南アジアなどの日本よりも気温が高い地域に行く場合は熱中症に注意が必要です。
春になり、日本も暖かくなっている地域が多い時期ではあるものの、まだまだ暑さには慣れていない人が多いです。気温に応じた体温調節がうまくできない状況で暑い地域に行くと、熱中症になりやすい危険があります。
体を暑さに慣らすために、旅行前から暑熱順化を行っておくことも大切です。軽い運動や、入浴を積極的に行うことで、汗をかきやすい体質になり体温調節がしやすくなります。
個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めておきましょう。
海外旅行の体調管理と医療費の注意点
海外旅行では、日本と異なる気候や衛生環境、長時間の移動や時差により体調を崩しやすくなります。海外の医療制度は日本と異なるため、治療費が高額になることもあります。特に近年は円安の影響もあり、予想以上の費用がかかることがあるので注意が必要です。
2024年度のジェイアイ傷害火災保険のデータによると、GW期間中(4/27~5/6)に韓国で発生した事故のうち、約半数(52%)が病気・ケガ(治療・救援費用)となっています。その中でも風邪症候群(熱や喉の炎症など)がその半数を占めています。
体調管理には十分気をつけ、症状が重い場合などは早めの受診が望ましいです。
「t@bihoたびほ」公式HPは
こちらJI2024-442(2025年4月作成)