人類が初めて月面着陸をしてから50年が経過しましたが、実はすでにNASAは月面再訪計画としてアルテミス計画を発表しています。アルテミス計画では2024年に米国人宇宙飛行士を月面着陸させることになっています。
このアルテミス計画には日本も参加を表明しており、日本人宇宙飛行士が月面着陸を行う計画も含んだ月探査協力に関する共同声明を日米両政府が先日発表しました。2020年代の後半にも実現するのではないかと見られており、10年以内に日本人初の月面着陸が実現するかもしれません。
まだ発表されたばかりで、詳細なスケジュールや活動内容などは決まっておらず、予算の確保等の問題もありますが、テレビ中継に釘付けだった世代にしてみると、ようやくあの日に夢見た未来が目の前にやってきたと感じるかもしれません。
その瞬間はおそらくまた中継され、多くの日本人が目にすることになるはずです。アポロ11号をリアルタイムで見ていない世代も、歴史的瞬間の目撃者になれると思うとワクワクしますよね。少し暗いニュースが続いていますが、このように未来に向けて動き続けているプロジェクトの発表は嬉しいことです。
かつて夏目漱石が「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」と訳したとされていますが、これからは「月が綺麗ですね」が「希望を持ちましょう」という意味も含むようになるかもしれません。
【参考】
日本人飛行士 月面に降り立つか NASAと取り決め策定へ