まず大事なのは登山計画をしっかりと立てるということです。どんな山を登るにしても、必ず登山計画を立てるようにしてください。登山計画の有無で登山の成功と安全性が大きく変わってきます。何よりも自分自身の安全に対する意識が変わります。
たとえば往復の予想タイムが6時間のコースを登るとして、登山計画がないと自分のペースが遅いのか速いのか判断できません。実際には大幅に遅れているのに山頂を目指してしまい、下山時には暗闇の中を歩くなんてことになります。
登山計画があれば「計画よりも1時間遅れているので、引き返そう」という判断がしやすくなります。また、感覚に頼るのではなく、計画的に休憩を入れることで、体力を消耗して下山できなくなるということを防ぎやすくなります。
計画を立てるときに大事なのは、悪天候などの状況もきちんと考慮するということです。
山の天気アプリなどで、きちんと天気予報をチェックして、悪天候になったときにどう対処するか事前に検討しておきましょう。