10月21日から23日にかけて台風21号が日本列島に接近・上陸し、西・東日本を中心に大雨や暴風・高潮による被害が発生しました。さらに翌週10月27日から29日にかけては、台風22号の接近によって沖縄・奄美から西・東日本で大雨や暴風になり、過去にほとんど例のない、2週連続の本州付近への週末の台風襲来となりました。
さらに秋雨前線が停滞した影響もあり、10月の月降水量は全国的に平年より多く、関東地方から九州地方では平年の3倍から5倍の所が多くなりました。大阪430.0ミリ、名古屋530.0ミリ、広島387.5ミリといずれも10月として1位の月降水量を記録、さらに過去3位の月降水量(531.5ミリ)を記録した東京では、11日から25日まで15日連続で降水を観測し、10月としては(※)127年ぶりの連続記録となりました。
沖縄・奄美を除き日照時間もかなり少なく、秋晴れは続かず、曇りや雨の日が多い10月でした。
(※10月1日から10月31日の期間における降水観測日が対象。)
■2017年10月の過去の天気
http://www.tenki.jp/past/2017/10/?selected_type=chart