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夏の豪雨災害の備え 落雷や土砂災害によって停電が発生した時のための備えとは?

[PR]2024年08月07日

梅雨明け後も、豪雨災害に注意が必要です。ここ数年、いわゆるゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨は増加していて、これらは夏の気温が高い時期に多く発生します。今回は、ゲリラ豪雨が発生した時に注意すべき点と、万が一停電が発生した際の備えについて解説します。
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夏の豪雨災害 ゲリラ豪雨に注意

いよいよ8月に入り、本格的な夏の真っただ中ですね。今年は、梅雨入りが全国的に平年よりも遅い傾向にあったものの、梅雨明けは平年並みの所が多く、比較的短い梅雨となりました。梅雨が明けたからと言って、大雨災害の危険がなくなったわけではありません。梅雨が明けて気温が高い日は、いわゆるゲリラ豪雨と呼ばれる局地的豪雨や集中豪雨に注意が必要になります。

夏の日中、太陽の強い光によって地表付近の空気が温められて発生した上昇気流に伴い、発達した積乱雲が発生します。発達した積乱雲は、局地的に短時間で強い雨を降らせ、ゲリラ豪雨をもたらします。さらに、前線や低気圧の影響も重なると、積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達し、激しい雨が数時間も降り続くような集中豪雨が発生する恐れもあります。集中豪雨が発生すると、総雨量が数百ミリに達することもあります。

ゲリラ豪雨をもたらす発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨のほか、竜巻やダウンバーストなどの突風や雷、雹(ひょう)などの激しい気象現象を引き起こすことがあります。
ゲリラ豪雨は短時間に大量の雨が降るため、中小河川の急な増水や氾濫、低地やアンダーパスの冠水、地下街の浸水などの水害が起きます。降水量が多くなると、地面が水分を大量に含んで緩くなり、土砂災害が発生する可能性も高くなります。
たとえば、2008年8月に発生した平成20年8月末豪雨では、愛知県岡崎市で 1 時間に 146.5ミリの記録的な豪雨が発生しました。この豪雨で市街地を流れる伊賀川が氾濫して 2 人が死亡し、床上浸水 855世帯、床下浸水 1642 世帯の住宅被害を受けました。各地で浸水害、土砂災害や落雷による停電等も発生したという報告がありました。

夏の停電 どうなる?

真夏の暑い日に停電が発生した場合の危険性として、熱中症が挙げられます。停電してエアコンが使えなくなると、室内の温度と湿度が上昇することに加え、風が弱い状態となります。気温と湿度が高く、無風状態の環境は、熱中症を引き起こしやすくなります。

さらに、気温が高い時期に懸念されることとして、冷蔵庫の食料品の状態も挙げられます。冷蔵庫は、停電後は庫内の冷気が残っているため、一般的に2~3時間は保冷されています。夏場や使用状況によっては、それよりも保冷時間が短くなることもあります。
夜に停電が発生すると、明かりの確保等も必要です。停電している時間が長くなると、情報収集ツールともなるスマートフォンやパソコンの充電の確保についても検討しなければなりません。

停電時に備えてポータブル電源の準備を

夏の災害への備えとして、ポータブル電源を用意しておくことが選択肢の一つとして挙げられます。
ポータブル電源とは、モバイルバッテリーより容量が高く、停電時やコンセントのない場所で様々な電化製品を動かすことができます。キャンプや車中泊でのアウトドアシーンでの活用が主な使用用途として挙げられますが、ポータブル電源はいざというときの災害時にも活躍するのです。
最新のポータブル電源は、コンパクトな上にハイパワーで、普段の生活で使用しているほぼ全ての家電を使うことができるモデルも登場しています。

数あるポータブル電源の中で今回紹介するのは、この夏リリースされた「Jackery ポータブル電源 1000 New」です。ほぼ全ての家電が使える1500Wの定格出力を備えながら、約10.8kgと業界トップクラスの軽量コンパクト設計を実現したJackeryの新たな定番モデルとなっています。
Jackeryとは、アメリカ発のポータブル電源やソーラーパネルを主に販売しているブランドです。ブランド設立から12年目となり、2019年には日本法人が設立されました。充実したサポート体制などから、ポータブル電源とソーラーパネルの世界累計販売台数400万台以上となっています。
従来のモデルからパワーアップした今回のモデルは、電子レンジ、電気ケトル、ルームエアコンなどの高出力家電も含め、ほぼ全ての家電に使うことができます。万が一、災害が発生して停電になった際も、普段使っている家電を利用して生活を送ることができるのは、心強いですね。突然災害が起こったら、安全確保のために必要となるスマートフォンの、モバイルバッテリーを用意頂く家庭が多いですが、より大容量の電力が必要な場合、容量の大きいポータブル電源を用意しておくことをおすすめします。

また、夏には扇風機、冬には電気毛布などを使用することができるため、災害時や日常時でも暑さ・寒さ対策も行うことができます。特に、夏に発生する災害では、熱中症対策が重要です。

Jackeryでは、通常3年の保証に加え、公式サイトで購入すると2年の延長保証が自動で追加されます。さらに、故障時の修理サービスに加え、使い終わった後の回収サービスも行っています。日本では、バッテリー用品を処分する際には、人体や環境の保護のために厳しい回収ルールがありますが、Jackeryでは無償で回収サービスを行っていますので、使い終わった後も安心です。

万が一に備えて 普段からの備えが大切

Jackery ポータブル電源は、普段から使用することで、突然の停電にも備えることができます。たとえば、使用中のパソコンの電源が突然の停電で落ちてしまったり、外出時に停電が発生すると冷蔵庫の食品の状態が心配だったりしますよね。
「Jackery ポータブル電源 1000 New」では、停電などの緊急事態が発生した場合でも瞬時に電源供給をAC電流からポータブル電源に自動で切り替えるUPS(無停電電源装置)機能を搭載しています。充電した状態で他の電化製品が使える「パススルー機能」も搭載しているので、普段からパソコンや冷蔵庫などに接続しておくと、万が一の時にも対応できます。
UPS機能とは、予期せぬ停電が発生した際に、接続機器に対し0.02 秒未満で電源供給をポータブル電源に自動で切り替える機能です。パススルー機能とは、ポータブル電源本体を充電しながら、本体からその他電化製品に給電できる機能のことを言います。
※Jackrey公式HP・SNSより引用

さらに、Jackrey専用アプリを併用して使用することで、ポータブル電源の電池の残量や状態を確認できることに加え、遠隔で電源のON/OFFすることができます。
災害時に復旧が長引き、長時間電気が使えない状態になっても、ソーラーパネルを活用することで、電力を確保することができます。
Jackeryは、2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地支援として、合計で260台のポータブル電源・ソーラーパネル(計2400万円相当)を現地に無償提供し、避難所や支援活動の現場で活用されました。
現地では、災害に対する情報収集のために必要不可欠なスマートフォンの充電はもちろん、電子レンジやケトルを使う方が多く、支援物資としても多くあったパックご飯やレトルトなどを温めることに重宝されました。当時、被災地は厳しい寒さが続いていましたが、Jackeryのがポータブル電源があったことで、暖かい食事を確保できたことも大きな貢献であったと考えられます。
ソーラーパネルについても多く活用され、中にはソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせだけで長期間コンセントで充電をせずに洗濯機を使っている方もいたそうです。光熱費が高騰している昨今、晴れた日中にソーラーパネルからポータブル電源に電力を貯めて使用したり、電気料金が安い夜間にポータブル電源を充電したりして、電気代の節約にもつながります。
自然災害はいつどこで発生しても不思議ではありません。特にこの先は、ゲリラ豪雨に加えて、台風シーズンにも入ります。災害への備えをしながら、普段の生活にポータブル電源を取り入れてみることで、安心で快適な夏をお過ごしください。

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