
テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「熱中症警戒アラート」について紹介する。
ことしも4月23日から「熱中症警戒アラート」の運用が開始された。気象庁と環境省が共同で「きょう・あす、熱中症に警戒してください」と警戒を呼びかけるものだ。「もうこの時期から?」と思うかもしれないが…この時期から注意が必要だ。
■28度で救急搬送が急増
2024年の気温別の熱中症による救急搬送者数のグラフを見てみる。32度台が1342人と一番多いが、28度台で504人と、27度台に比べて急増している。真夏日に至らない30度以下でも警戒が必要という事だ。
これを踏まえて24日の予想気温を見ていくと、美郷では29度予想。西米良も28度予想となっている。都城、えびの、高千穂でも23日より5度前後高くなるので、熱中症に警戒が必要。やはり、いきなり前日から気温が上がると熱中症になりやすくなってしまう。
■春の熱中症対策は?
「春だから」と、油断してしまう人も多いのではないだろうか?この時期だからと油断せず、「春」という意識を捨てて、翌日の予想最高気温「28度」という数字を頼りに、対策を行ってほしい。具体的な対策としては夏と同じで、「こまめな休憩と水分補給」さらに「我慢せずエアコンを使うこと」春だからと我慢せず使用したほうが良い。おじいちゃんおばあちゃんへの声かけも大切だ。
(テレビ宮崎)