
岩手県久慈市とNTT東日本岩手支店は、大津波警報などが発令されたときに市内にあるNTTのビルを避難場所として使用する覚書を締結しました。
4月23日は久慈市の遠藤譲一市長とNTT東日本岩手支店の後藤高宏支店長が覚書に署名しました。
覚書では大津波警報などが発令された際に、NTT東日本久慈ビルを一時避難場所として使用することになっています。
ビルは海から約2キロ離れた場所にあり、3階までの高さが10メートル、屋上と合わせて約340人を収容できるということです。
久慈市 遠藤譲一市長
「近い所でしかも確実に命が守れる場所があるというのは、普段暮らしていても安心感が全く違う」
NTT東日本岩手支店 後藤高宏支店長
「地域の方に少しでも安心安全をお届けできるように、これからも連携協定やこうした枠組みを通じて久慈市と一緒になって持続可能な街づくりに努めたい」
久慈市では5月13日に地域の住民を対象とした見学会を開くほか、できるだけ早い時期にビルを活用した避難訓練をする予定です。