2025年10月09日07:38
今日9日は、台風22号が朝にかけて伊豆諸島に最接近。台風から離れた所でも風が強まり、太平洋側では高波に注意が必要です。関東から北海道では前日より気温が低く、服装で調節を。
今日9日は、台風22号が非常に強い勢力を保ったまま、朝にかけて伊豆諸島に最も近づく予想です。午前7時現在、八丈町には大雨特別警報が発表され、利島村と新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村に暴風と波浪の特別警報が発表されています。土砂災害や河川の増水、暴風、高波に最大級の警戒が必要です。
また、台風本体の雨雲がかかり、八丈島付近では午前5時30分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられるなど、記録的な大雨となっています。昼前にかけては、線状降水帯が発生して土砂災害など大雨災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。
本州では台風22号の直接的な影響は少なく、陸地には発達した雨雲はかからないでしょう。ただ、大陸からは高気圧が張り出してくるため、沿岸部を中心に風が強く吹きそうです。台風に近い関東は、海上で非常に強い風が吹き、うねりと伴って大しけとなるでしょう。千葉県では瞬間的には30メートルと、風に向かって歩けないほどの風が予想されています。交通機関に遅れがないかなど、最新の情報を確認してください。
台風から離れていても、海上ではうねりが届いて、波が高くなるでしょう。沖縄や九州から東北の太平洋側では、高波にご注意ください。
今日9日は、台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、関東では昼頃まで雨の降る所があるでしょう。一方、高気圧に覆われる沖縄や九州から東海は、広い範囲で晴れる見込みです。
北陸と東北は朝まで雨のぱらつく所がありますが、日中は日差しが届くでしょう。北海道は、寒気の影響で局地的に雨が降りそうです。日本海側では、昼前まで急な強い雨や落雷、突風、ひょうにご注意ください。
最高気温は、沖縄は33℃くらいの所が多く、厳しい暑さ。九州から近畿は昨日8日と同じくらいか低く、30℃前後の所が多いでしょう。名古屋は32℃と、2日連続の真夏日の予想です。熱中症対策を心がけてください。
関東や北陸、東北、北海道は、昨日8日より低くなりそうです。関東は25℃に届かない所が多く、平年並みに落ち着くでしょう。東北と北海道は日差しがあっても、気温の上がり方は鈍いです。札幌は16℃と、昨日より7℃も低くなるでしょう。北風が吹いて、実際の気温よりもヒンヤリと感じられます。厚手の上着などで調節してください。