日本気象協会 tenki.jp

横浜で非常に激しい雨を観測 21日夜にかけ東京や神奈川、千葉など道路冠水のおそれ

2026年09月21日16:36

日本気象協会 本社日直主任

今日21日は台風25号に伴う発達した雨雲が関東南部にかかっています。横浜では1時間に53.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。夜にかけては東京や神奈川、千葉を中心に非常に激しい雨の降る所があるでしょう。アンダーパスなど低い所を通る道路は冠水するおそれがあります。最新の道路状況、気象情報を確認してください。

ポイント解説へ

横浜など関東南部で非常に激しい雨

今日21日15時現在、大型で強い台風25号は千葉県の一部を暴風域に巻き込みながら北東へ進んでいます。台風に伴う発達した雨雲が関東南部を中心にかかっており、断続的に強い雨が降っています。

横浜では14時25分までの1時間に53.0ミリと非常に激しい雨を観測しました。また、千葉県茂原や成田国際空港、坂畑(君津市)、佐倉でも1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降りました。

16時までの24時間雨量は東京湾周辺で200ミリを超えており、300ミリを超えている所もあるなど、すでに大雨となっています。

夜にかけて道路の冠水、浸水など厳重警戒

この台風に伴う発達した雨雲は動きが遅く、夜にかけても東京23区東部や神奈川県東部、千葉県北西部を中心に激しい雨が降り続くおそれがあります。また、線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

東京都を流れる善福寺川ではレベル4氾濫危険警報が発表されており、そのほか発達した雨雲の下では川の水かさが急激に増えている状況です。夜にかけて総降水量はさらに多くなるでしょう。

アンダーパスなど低い所を通る道路は冠水するおそれがあります。また地下街など地下施設の浸水、土砂災害にも厳重な警戒が必要です。自治体からの避難情報を確認するととともに、最新の道路状況、気象情報などをこまめに確認してください。

都市部でおこりやすい内水氾濫に気をつけて

内水氾濫とは、市街地に降った大雨が地表にあふれて起こる浸水被害です。アスファルトなどで大部分が舗装されている都市部などで発生しやすいとされています。

大きな川の水が堤防を越えてあふれ出す「外水氾濫」とは区別され、「内水氾濫」は下水道や用水路の排水能力を超える雨が降ったり、排水先の河川(本流)の水位が高くなったりして、行き場を失った雨水が市街地にあふれ出る災害です。川や用水路から水があふれ出すだけではなく、マンホールから水が吹き出すこともあります。

「外水氾濫」に比べ、「内水氾濫」は一般的に浸水の度合いが浅いという傾向がありますが、短時間で被害が発生し、川から離れた地域でも浸水が起きるとされています。

内水氾濫が起きやすい地域については、自治体がハザードマップにまとめている場合があります。日頃から自分の住んでいる地域のリスクを把握するようにしましょう。
また、大雨時には、テレビ、ラジオ、インターネットなどで最新の気象情報、災害情報、避難情報に注意し、危険を感じたら、早めに避難しましょう。氾濫した水の流れは、勢いが強く、歩くのが困難な場合があります。その場合は、緊急避難として、高い頑丈な建物にとどまることも選択肢の一つです。

最新の記事(気象予報士)

関連リンク

日本気象協会 本社

日直主任

日直主任の記事一覧