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非常に強い台風13号 沖縄・奄美で影響長引く 土砂災害や暴風・高波に厳重な警戒を

2026年08月08日06:43

日本気象協会 本社伊藤 杏子

大型で非常に強い台風13号は、午前6時現在久米島付近を南にゆっくりとした速度で進んでいます。速度が遅いため、沖縄では影響が長引く恐れがあります。引き続きうねりを伴った高波、低い土地の浸水、川の増水や氾濫、高潮に厳重な警戒が必要です。

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すでに1か月超の雨量も 今後さらに増えるおそれ

大型で非常に強い台風13号は、午前6時現在久米島付近を南にゆっくりとした速度で進んでいます。台風周辺の発達した雨雲が各地にかかり続け、奄美市名瀬では今日8日(土)4時40分までの48時間で435.0ミリと、8月1か月分の降水量の約1.5倍もの雨が降っています。

台風は今後もゆっくりとした速さで進むため、沖縄・奄美地方ではさらに雨量が増える恐れがあります。明日9日(日)6時までに予想される24時間降水量は多い所で、九州南部と奄美地方で120ミリ、沖縄地方で180ミリです。

これまでの雨で土砂災害の危険が高まっており、午前6時現在、沖縄地方の伊是名・伊平屋と国頭地区、名護地区、奄美地方北部にレベル4土砂災害危険警報が発表されています。山や崖など危険な場所からはなるべく離れ、大雨による低い土地の浸水や川の増水・氾濫にも厳重な警戒が必要です。

暴風や高波にも厳重警戒

沖縄・奄美地方では風の強い状態も続いていて、海上では猛烈なしけとなっています。台風はこのあとも勢力を維持するため、明日9日(日)にかけては引き続き暴風やうねりを伴った高波にも厳重な警戒が必要です。

今日8日(土)予想される最大風速(最大瞬間風速)は奄美地方で25メートル(35メートル)、沖縄地方で35メートル(50メートル)。波の高さは九州南部で6メートル(うねりを伴う)。沖縄・奄美地方で10メートル(うねりを伴う)です。

また、久米島には午前6時現在レベル4高潮危険警報が発表されています。高潮にも厳重に警戒してください。

台風の大雨 土砂災害から避難するには

土砂災害から避難するには、ポイントが2つあります。

1つめは、早めの避難を心掛けることです。特に、お年寄りや障害のある方など、避難に時間のかかる方がいらっしゃる場合は、大雨になってしまう前に、行動してください。また、夜中に大雨が予想される場合は、なるべく明るいうちに、避難所など安全な所へ避難することが重要です。

2つめは、より安全な所へ避難することです。これまで、土砂災害の多くは、木造家屋の1階で被害にあっています。すでに雨が強まっているなど、どうしても避難場所への移動が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上へ移るのも、選択肢の一つです。家の中に留まる場合も、斜面から離れた部屋や、2階以上の部屋へ移ってください。

万が一、土石流が発生した場合は、土砂の流れる方向に対して直角に、できるだけ高い所へ避難することが、命を守ることにつながります。

台風の大雨 洪水から命を守るためには どこへ避難?

台風によって大雨になると、川の水が増水するなど、洪水の危険度が高まります。洪水で命の危険が迫った場合、建物の上の階に避難すべきか、建物から離れて避難する必要があるのか、命を守るべき行動が違ってきます。

①堤防の近くで、川が氾濫すると、建物の流出が想定される場合
②建物の最上階の床まで、水が浸水すると想定される場合
③地下室などに、水が浸水すると想定される場合
④海抜ゼロメートル地帯で、長い時間、浸水が続くと想定される場合
⑤山間部で、川の流れの速い所など、建物の流出が想定される場合

こんな場合は、命に危険が及びますので、建物の2階以上に避難する「垂直避難」ではなく、建物から離れる「立ち退き避難」をしてください。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

伊藤 杏子

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