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週間 九州さらに雨量増 土曜まで大雨警戒 猛暑再び

2019年08月28日11:39

日本気象協会 本社白石 圭子

31日(土)にかけて九州から近畿を中心に大雨の恐れ。30日(金)以降は、関東など晴れ間がでる所で猛烈な暑さに。夜は九州から関東、北陸で気温が25度を下回らない所も。

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あす29日(木)の天気

29日(木)は、低気圧が朝にかけて北海道付近を北東へ進む見込みです。前線が本州付近にかかり続けるでしょう。

九州北部や中国地方から北陸では、発達した雨雲が、同じような所にかかり続ける可能性があります。すでに河川の氾濫など災害が起きている九州北部で、さらに降り始めからの雨量が増え、中国地方から北陸でも総雨量が多くなる恐れがあります。土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒して下さい。

四国や近畿の太平洋側、東海にも発達した雨雲がかかる所があるでしょう。東海では、夕方にかけてカミナリを伴って1時間に40ミリの激しい雨が降り、局地的に大雨になる恐れがあります。

関東は、北部でにわか雨の所がある見込みです。午後は南部を中心に晴れ間が出るでしょう。

東北や北海道は、朝まで所々で雨や雷雨がある見込みです。日中は雲が多いながらも、日の差す所があるでしょう。

あさって30日(金)以降

30日(金)以降は、太平洋高気圧が本州付近に張り出してくる見込みです。前線は日本海まで北上するでしょう。本州付近は高気圧のへりを回って南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状態が続きます。

30日(金)は、九州南部や四国、近畿の太平洋側、東海に発達した雨雲がかかるでしょう。九州から近畿の日本海側、北陸も、雨の峠は越えるものの、雨雲がかかる所がある見込みです。
関東や東北、北海道は、日の差す所があるでしょう。スッキリ晴れることはなく、通り雨がありそうです。

31日(土)以降は、晴れ間が出る所がありますが、大気の状態が不安定であちらこちらに発達した雨雲やカミナリ雲がかかるでしょう。

31日にかけて、九州から近畿を中心に大雨となる所がある見込みです。

関東で真夏の暑さ 九州~関東、北陸で寝苦しい夜

29日(木)以降は、関東など晴れる所を中心に真夏の暑さが戻るでしょう。関東では30日(金)以降、最高気温が35度くらいまで上がる日が続く見込みです。曇りや雨の所では猛烈な暑さとはならないものの、夜は、九州から関東、北陸で気温が25度を下回らない所がある予想です。ここ数日、朝晩の涼しさを感じられた所でも、熱中症対策が必要です。

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白石 圭子

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