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12日の雨のあと花粉だけじゃない 黄砂が飛来する可能性 花粉シーズン終盤も

2023年04月10日12:06

日本気象協会 本社白石 圭子

向こう一週間、花粉の飛散は雨で抑えられる日があるでしょう。12日の雨のあと、広い範囲に中国大陸から黄砂が飛来する恐れがあります。洗濯物を室内に干すなど、黄砂対策も必要です。

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花粉の飛散 雨で抑えられる日も 12日の雨のあと黄砂が飛来する恐れ

向こう一週間は、まだ花粉対策が必要な日があるばかりでなく、黄砂対策が必要な日があるでしょう。

12日は、寒冷前線の通過で雨が降り、花粉の飛散は抑えられそうです。天気の回復は比較的早く、この雨のあと、九州から北海道の広い範囲に、中国大陸から黄砂が飛来する恐れがあります。
九州など、花粉シーズンはほぼピークを越えている地域もありますが、雨が上がっても、洗濯物は、できるだけ室内に干すなど、黄砂対策が必要です。
黄砂は、翌日13日にかけて飛来する見込みです。13日は晴れて、花粉の飛散が増える地域があるでしょう。名古屋では「非常に多い」予想です。花粉だけでなく、黄砂対策として、空気清浄機などを使用するのもよいでしょう。

次に天気が崩れるのは15日頃で、花粉の飛散は抑えられそうです。

花粉終了時期の目安

花粉シーズンは、九州など西日本では、ほぼピークを越えています。東海ではピークは4月中旬まででしょう。関東などでは、終盤になっている地域もありますが、場所によっては、4月中旬までピークが続く見込みです。

ピークを越えても、関東など、例年ゴールデンウイーク頃まで、花粉が飛散することが多くなっています。花粉症対策が必要な日は、まだ続きそうです。

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